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初めての海外は韓国出張でした

一泊二日の短い韓国出張。
生まれて初めて海外に行った。

ソウルに着いて、まずはランチへ。

韓国ではお通しが無料で食べ放題らしい。
6皿の料理が並んでいて、全て見たことのある見た目で、全て初めて食べる味だった。そんなことできるんだ。

キムチも日本で食べていたキムチとは味が違う。

正直、まあ韓国料理なら結構日本で食べてますし~とプチ舐めしていたのだが、やっぱり現地の味は違うようだ。
あんなにポップなスシが日本食として食べられているのは知っていたのに。
自分の当たり前を疑うのはいつだって難しい。

ユッケビビンバも美味しい。

初めて出会う米後入れビビンバで、長千切り生野菜ビビンバ。

見たことない登場だったので上司と、お!サラダもついてるんだ!とはしゃいでしまったけれども、ビビンバですと言われてすぐ静かにした。
早とちりしないで判断するのはいつだって難しい。

次の日の昼は韓国の釜めしを食べた。
壁に隙間があるように見えるデザインで、アート的な要素かなと見ていたら本当に隙間があいているだけだった。

私は鶏肉とごぼうの釜めしを頼んだ。
蓋を開けると完全に日本の釜めしのビジュアルをしている。

しかし、もう私はここでだまされない。

自分の当たり前を疑うのだ。この見た目だからこの味なんて決めつけるのは100年早い。もっと自分の”知らない”を楽しむんだ。

キムチだっていろんな味がある。壁にだって隙間はある。自分が知っているものなんて世界のほんの一部で、人の数ほど別の日常がある。

韓国がそう教えてくれた。

茶碗に釜めしをよそう。
立ちのぼる湯気と優しいだしの香りが私の期待を加速させる。
ごぼうと一緒に炊かれた米を鶏肉と一緒に口に運ぶ。

、、、、これは、、、!!

、、、、、、、、、、、、、、、

、、、、完全に日本の釜めしの味だ、、、、!!!!

味噌味のスープももめちゃくちゃ日本の味がした。
美味しかった。

キムチを一口食べる。
甘味は無くて酸っぱい味だ。

人生は思い通りじゃなくていつだって楽しい。


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