オフラインでLinuxにWifi子機のドライバーをインストールした話
背景
自宅で十数年使っているWindowsのデスクトップ機があるのですが、これがスペック的にWindows11にアップデートできない。Windows10は来年10月でサポート終了ということで、どうしたものかと考えました。CPUは Intel Core i7-2600 でまだまだ戦えるでしょう! ということでWindowsからLinuxへの乗り換えを検討。ただ、以前Linuxを使用したときはWifiに接続することができず常用を断念した経緯があります。
やったこと
当時のデスクトップ機ゆえ、USB接続のWifi子機を使っていました。
Linuxに最初から入っているドライバーが使えれば問題なかったのですが、それではつながらず、別途ドライバーをインストールする必要があります。
解説を探すとほとんどの記事は有線LANが使える前提で途方に暮れたんですが、オフラインでの導入についての記事をなんとか発見できました。
使っていたWifi子機はBuffalo WI-U2-433DHPでこれに適合するドライバーもなんとか発見できました。
こちらがドライバー。
このGitHubからCode→Download ZIPでドライバーをダウンロードしUSBメモリに移します。
あとはLinux上でドライバーをインストールすればOKです。
Linuxのディストリビューションは初心者向きのUbuntuとLinux Mintを検討していたのですが、Ubuntuにはドライバーのインストールに必要なmakeやdkmsが含まれていないということで、必然的に Linux Mint 22 を選ぶことになりました。
フレーバーは試用してみて違和感のなかったCinnamon Editionにしました。
Linux Mint をインストールしたマシンにUSBメモリからドライバー(8821au-20210708-main.zip)をコピー。Desktopに置きます。
Desktop上で端末(ターミナル)を開き以下のコマンドを順に走らせます。
unzip 8821au-20210708-main.zip
cd 8821au-20210708-main
sudo sh ./install-driver.sh
再起動するとパネルの右下に赤いバツ印のついたアイコンがあるので、それをクリックすると接続先の候補が表示されます。あとは適切な接続先を選び、パスワードを入力すればつながるはずです。
Wifiにつながってしまえばこっちのものなので、各種アップデート後にWindows同様の作業ができるように各種アプリケーションを導入して、データを移せば完了です。
今の見た目はこんな感じ。
ただ、アプリの導入もLinux初心者故にいろいろつまづきが……
それはまた別の記事で書きます。