これからやるべきこと。クラブのビジネスランク。
Jリーグマネジメントカップが発表された。
2018年のクラブ成績をいろんな角度からビジネスランキングとして評価しているんだけど、ここから何を明日から経営に活かせるか。
とり急ぎ、自分へのメモとして。
▷ 10,000人の集客をするために。
現時点、特にJ2ではチームの成績と入場者数に強い相関関係がある。
集客のキーワードとして”新規獲得”は必ずあげられるけど、安定的に新規層を増やすことは難しい。
今のクラブに足りない新規層として、どこに機会があるか。それは、継続した接点を構築することができて、かつストーリーを語れるところ。
1 . 自治体
2 .スポンサー
ここの2つ。自治体については連携して集客を行うことで新規顧客の誘因に貢献している。
その反面、まだまだ物足りないのがスポンサー企業の社員の方を新規顧客として横浜FCのファンにする活動。これが驚くほどできていない。
スポンサーシップの形は、『広告を掲出することで金銭面でスポンサードしてもらう。』という形を脱却して、スポンサーメリットを与えられなければそろそろしんどい。
そう考えると、社内のインナーモチベーションを高めるための社内施策を提案するのもひとつの形になるかなと。スポンサー企業の社員が、横浜FCの試合に足を運んだことをきっかけにサッカーが好きになって、横浜FCのコアサポになるといったストーリーを語れるか。
何かを考えたり、関わることで愛着がわくので、仕掛け次第では十分にあり得ると思う。
割とスポンサー企業のトップ同士のコミュニケーションになりがちだけど、スポンサー企業の社員の事業コンテストのような形にクラブを使ってもらっても良いだろうし、継続的な接点をはかれる環境にあるのになぜか遠く感じる関係ではもったいない。
頭を下げるスポンサーシップから、お互いwinwinのスポンサーシップの形を築く必要がある。
そのための第一歩として、”社員をファンにする”というのはチャレンジする価値がある。
▷ SNSの指標
複数クラブを横並びで評価するため、フォロワー数で評価するのは仕方ないけど、UGCの数(今話題の #ウルサス本 w)やエンゲージメントの数に注目するのが大事で、そのためのコンテンツづくりはもっと大事だと思う。
ただ、フォロワー数でいくと、J2平均の64,435フォロワー(Facebook、Twitter、Instagram)に対して横浜FCは76,765フォロワーと並みの数値なので、ここにLINEを足して最低でも100,000フォロワーは今シーズン中に超えないといけない。
▷ 経営の視点と自走する力
中長期計画を、トップダウンではなく自分たちが必要なものとして自ら考え行動すること。
トップダウンを待っていると、その時々の社長によって戦略が都度変わってしまって、クラブとして方針がぶれぶれになるリスクがあるから、事業部からのボトムアップのアクションが必須。
事業部側が稼ぐという視点を危機感持ってやらなければいけない。
勝つことは大切。
勝つことで顧客満足を高めることができる。
勝てるチーム環境に加えて、勝っても負けても応援し続ける、スタジアムに行き続けるというサポーターのロイヤリティを高めるために何をすべきか。
スタジアムの設備・導線や飲食、イベントなど周辺領域に投資をすること。
アウェイの岐阜に行って感じたのは、まさにそのスタジアムの周辺環境にしっかりと投資することで顧客ロイヤリティの高まりを感じたので見習わないと。
▷ 盛り上がるダービーのあり方
ダービーのあり方。というより、クラブのスタンスとしてはそこにストーリーを載せて世の中に見せていく打ち出し方をすべきだなと。
横浜は今はカテゴリーも違うし、過去の色んなこともあって「争い」的なダービーに見えるけど、それはサポーター同士の熱さとしてはそれでも良い。
ただ、クラブ側が気を使いすぎて煽らないようにしたり、何も起きないことを大前提に考えるのではなくて、その戦いに歴史やストーリーを載せていかにPRできるか。良い意味で盛り上げられるか。加減は難しいけど、結構大事なところだと思うから挑戦したい。
同じ文脈で、首都圏バトルはやれると思う。
▷ SIB(ソーシャルインパクトボンド)
この辺は無知なので教えてもらいたい案件だけども、、、スポンサーシップと同じで、これまでのホームタウン活動とは形を変えて、外側の力も借りながら自分たちの提供価値をしっかりと換算していく必要がある。
これまでクラブのリソースだけで行なってきたホームタウン活動も、社会連携という形で循環させることで社会に与える価値も拡がり、クラブもこのことをPRすることでブランディングへ繋がる。
現状維持バイアスは悪、染まらないように、まだまだやれること、やらなきゃいけないことだらけ。
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