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HALFTIME GLOBAL ACADEMY-DAY3 スポンサーシップ論
RedBull NewYork - Darren Meyer
■REDBULL NEWYORKのスポンサーシップ論
コロナ禍であらゆる活動が難しい年になったけど、セールスにおいてはオンラインMTGを上手く活用しクライアントとのリレーションシップを維持してきた。レッドブルニューヨークの営業は、訪問先でクラブのコンセプト動画を見せて新しい形式でのプレゼンをするようにしている。コミュニティに組織を入れ込んでいくというクラブの大方針をもとに、他のクラブとの差別化のために、地域のリレーションシップを取り、ブランドが何を達成しようとしているのかを表した動画を営業ツールとして活用。
クラブで何をしているかという事以上に大切なことが、コミュニティの中で何をしているのか。
クラブのことを知らない、関心の薄い人に対して提案資料を突きつけても見向きもしないが、自分たちの大切にしていることを詰め込んだ動画や画像で視覚的に表現することでドアノックとするのは有効だと思った。
■スポンサーシップの影響と目的
目的は、認知の獲得とブランディング(ブランドロイヤリティが高いファンの影響)ターゲットにあわせた好意度の向上を目指す。
提案の際にクライアントでMLSやレッドブルを知らない人がいた場合、パワポやワードの提案を持っていくのではなく、3D映像を用いたスタジアム空間の画像を見せること効果的でデジタル技術を積極的に取り入れているクラブであることもアピールできる。
スタジアムでのブランディングというワードが多く出たが、看板露出だけではないアクティベーション中心のスポンサーシップが特徴的と感じた。
ブランディングのための広告活動は露出で語られがちだけど、アクティベーションありきで露出を考えるという点が現状の日本の多くのクラブとは異なる部分。ファンサポーターと、ブランドのタッチポイントを増やすという観点は非常に大切な視点。
■スポンサーシップの形
あくまでスタジアムでのアクティベーションをメインに考え、体験価値の中でのブランディング形成(スポンサーシップ)が主たる考え方であると感じた。ここは日本のスポンサーアクティベーションがまだまだ学んで取り入れなければいけない点だけど、未だにスポンサード=支援という要素が強く、アクティベーションを実行することでの価値に対しての投資が得られにくい状況であると感じています。
自身で営業をしていても、クラブのビジョンに共感する、もしくは経営権を持ちたいなど、企業のトップの思惑も存在する中でクラブの支援という形でトップダウンで大きな予算を動かす場合が多く、クライアントのブランドアクティベーションを細かく提案するプロモーション観点での提案に対しては、そこまで多くの予算確保が難しいと感じている。(これは対峙する担当部署、予算、コロナ禍での業績の悪化など市況感でも変わるのかも。。。)
以前、スポーツビジネスカンファレンスでコカ・コーラのアクティベーションの話を聴いたけど、その時はスポンサーフィーに対して3倍程のフィーをアクティベーションに投資しているという話が印象的だったけど、広告価値のクラブ側の定義、クライアント側の認識の統一や、共通認識の形成から始める必要もあるのかもと感じました。
#HALFTIMEアカデミー #yokohamafc #横浜FC #スポーツビジネス #スポンサーシップ #パートナーシップ #アクティベーション
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![松本 雄一](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8346508/profile_f9c40a9c03595122036c5f970a31e1d3.jpg?width=600&crop=1:1,smart)