アンダーカバー ルール / サマリー [Heimlich & Co.]
【基本情報】
プレイ人数:2-7人
プレイ時間:45分
対象年齢:8歳〜
発売時期:1984年
テーマ:スパイ×ブラフ
メカニクス:ダイスロール/ブラフ/正体隠匿
ゲームデザイナー:ヴォルフガング・クラマー(Wolfgang Kramer)
【概要】
プレイヤーは金庫に隠された7人のスパイの極秘情報を捜索します。
自分の担当するエージェントの色を隠し通し、最も多くの情報を収集させることができたプレイヤーが勝者となります。
【ゲームの準備】
ゲームボード
・テーブルの中央に広げます。
・ボードの外周にあるのは、得点トラックです。
エージェント
・プレイ人数に応じた数のエージェントを用意します。
2人プレイ:5エージェント
3人プレイ:6エージェント
4人以上:7エージェント
・使用する色に対応するエージェントコマ、スコアマーカー、エージェントカードを用意します。
・使用しないものは箱に戻します。
エージェントコマ
・使用するコマ全てを教会に配置します。
スコアマーカー
・使用するスコアマーカーを、得点トラックの「開始/終了」スペースに配置します。
エージェントカード
・使用するエージェントカードをシャッフルし、各プレイヤーにランダムで1枚ずつ裏向きで配ります。
・各プレイヤーは他プレイヤーから見えないように、担当するエージェントの色を確認します。
・配られなかったカードは、裏向きのままボードの下に少し差し込み、「フリーエージェント」とします。これを当てるバリアントルールもあります。
金庫
・7番の建物に配置します。
ダイス
・ボードの中央に配置します。
トップシークレットカード
・基本ゲームでは使用しません。
スタートプレイヤー
・最年長のプレイヤーがスタートプレイヤーとなります。
【ゲームの流れ】
・スタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行います。
・手番では順番に次のことを行います。
① ダイスを振る
② エージェントを動かす
③ 得点計算確認
④ 手番終了
・手番を繰り返し、いずれかのスコアマーカーが得点トラックを1周するとゲームは終了します。
① ダイスを振る
・ダイスの出目で、エージェントの移動ポイントを決めます。
・[2][3][4][5][6]の場合、その数自分の移動ポイントを獲得します。
・[1-3]の場合、1,2,3のいずれかのポイントを選んで獲得します。
② エージェントを動かす
・獲得した移動ポイントを使って、任意のエージェントを移動ルールにしたがって移動させます。
・全ての移動ポイントを使用したら、金庫のある建物にエージェントが止まっているかを確認します。
《移動ルール》
・1移動ポイントにつき、1つの建物を時計回りに移動します。
・自分の担当エージェントではなくても移動させることができます。
・移動ポイントを分割して、複数のエージェントを動かすこともできます。
・移動ポイントは使い切らなくてはいけません。
・同じ建物に止まれるエージェントの数に制限はありません。
③ 得点計算確認
・いずれかのエージェントが金庫のある建物に止まっている場合、「得点計算」と「金庫の移動」を行います。
・金庫のある建物に止まらずに通過した場合は、得点計算を行いません。
《得点計算》
・全てのエージェントが得点を獲得します。
・獲得する得点は、現在そのエージェントが止まっている建物に書かれている数字分です。
・対応する色のスコアマーカーを、獲得した得点分だけ得点トラック上で進めます。
・[-3]の建物に止まっているエージェントは得点トラックを3マス分戻ります。(マイナスにはなりません)
・得点計算をするエージェントの順番は任意の順番ですが、担当するエージェントが推測されないようにしましょう。
《金庫の移動》
・得点計算が終わったら、手番プレイヤーが金庫を移動させます。
・金庫は廃墟や教会を含め、どの建物にでも配置できます。
・配置した建物にエージェントがいても構いません。得点計算はエージェントが建物に止まった時にのみ発生します。
④ 手番終了
・左隣のプレイヤーにダイスを渡し、そのプレイヤーの手番となります。
【ゲームの終了】
・いずれかのスコアマーカーが得点トラックを1周し、終了スペースに止まるか通過した場合、ゲームは終了します。
・ゲームの勝者を決めるため、各プレイヤーの担当エージェントを公開します。
【ゲームの勝者】
・得点トラックを1周したスコアマーカーのエージェントの担当プレイヤーが勝者となります。
・1周したスコアマーカーが複数ある場合、最も進んでいるスコアマーカーの担当プレイヤーが勝者です。
・フリーエージェントが勝者となる場合もあります。
【トップシークレットカードバリアント】
・次のルールを変更してプレイします。
●追加ダイスルール
●トップシークレットカード
●追加ダイスルール
・ダイスの出目が[1-3]の場合、エージェントを移動させないことを選択できます。
・移動させない場合、シークレットカード1枚を獲得します。
・通常通り、1,2,3いずれかの移動力を獲得することもできます。
●トップシークレットカード
《ゲームの準備》
・26枚全てをシャッフルし山札を作り、ボード中央の2つの公園の1つに配置します。
※7人プレイでは、フリーエージェントを確認するカードは使用しません。
・もう1つは捨て札置き場です。使用したカードは表向きで捨てます。
・エージェントカードが配られた後、各プレイヤーはトップシークレットカードを2枚ずつ引きます。
《カードの獲得》
・ゲーム中にカードを引くことができるのは、次の時です。
1. 1人以上のエージェントを廃墟に移動する時(1手番に1度)
2. ダイスで[1-3]が出て、エージェントを移動させないことを選んだ時
・プレイヤーが持てるカードの上限は4枚です。5枚目を引くことはできません。
・山札が尽きたら、捨て札をシャッフルし新たな山札を作ります。
《カードの使用》
・各プレイヤーの手番のエージェントの移動後、全てのプレイヤーはトップシークレットカードを使用することができます。
・手番プレイヤーは全てのプレイヤーにトップシークレットカードを使用するかどうかを確認します。
・使用するプレイヤーがいない場合、通常通り得点計算確認へ進みます。
・使用するプレイヤーがいる場合、手番プレイヤーから時計回りで順番に、カードを使用します。
・トップシークレットカードが使用された後、各プレイヤーは使用を宣言したかに関わらず、時計回りでカードを使用するかパスするかを選択できます。(全てのプレイヤーが新しい状況に対応することが出来るように)
・一度に複数のカードを使用することもできます。順番は任意で決めることができます。
・カードの効果でエージェントが金庫のある建物に移動した場合、全てのプレイヤーのカードの使用後、得点計算が発生します。ただし、別のカードでその建物から出た場合、得点計算はキャンセルされます。
【機密書類バリアント】
・他プレイヤーの行動から、フリーエージェントが誰であるかを推測します。
・最初のスコアマーカーが29のマスに到達するか通過したら、各プレイヤーは自分の推測を紙に記録します。
・ゲーム終了後、推測が外れたプレイヤー1人につき5マス分スコアマーカーを進めます。
・最もスコアマーカーが進んでいるプレイヤーが勝者となります。
【トップシークレットカードリスト】
・選択したエージェントを、1つまたは2つ後方の建物に移動します。
・選択したエージェントを、1つ前方または後方の建物に移動します。
・選択した2つのエージェントを、1つ後方の建物に移動します。それらは同じ建物にある必要はありません。
・選択した2つのエージェントを、1つ前方の建物に移動します。それらは同じ建物にある必要はありません。
・金庫のある建物にいる1人のエージェントを、1つ前方または後方の建物に移動します。
・選択した建物に金庫を置きます。(得点計算は発生させません。エージェントが金庫のある建物に移動したときにのみ発生します)
・選択したエージェントを、廃墟に移動します。
・すべてのエージェントを、教会に移動します。
・あなたが選んだ2人のエージェントの場所を交換します。得点計算が発生する可能性があります。
・選択したエージェントを、別のエージェントの場所に移動します。得点計算が発生する可能性があります。
・選択したエージェント1人か2人を、廃墟から教会に移動します。
・選択したエージェントを、1つか2つか3つ前方の建物に移動します。
・選択したスコアマーカー2つを、3スペース前方に移動します。 しかし、40のスペースに到達するか通過してはいけません。
・選択したエージェントを、金庫に移動します。得点計算が発生する可能性があります。
・ボード下の裏向きのフリーエージェントカード1つを取り、確認します。以降のゲームでは2人のエージェントを担当し、ゲーム終了後は得点トラックで後方のマーカーが得点になります。ボード下にフリーエージェントがない場合、このカードを捨てて新しいトップシークレットカードを引きます。(7人プレイ時には使用しません)