【基本情報】 プレイ人数:1-6人 プレイ時間:45-60分 対象年齢:8歳 発売時期:2017年 テーマ:動物×競争 メカニクス:ダイスロール/陣取り/グリッド移動/直接攻撃 ゲームデザイナー:ホビー・コウ(Hoby Chou)/ウィーン・チョウ(Vienna Chou)
【ゲームの準備】 ゲームボード ・テーブル中央に広げます。 担当王国 ・各プレイヤーは任意の順番で、自分の担当する王国を決めます。 ・その王国の色が、プレイヤーが担当する色になります。 プレイヤーの準備 ・選んだ王国と色が一致する次のものを準備します。 ●キャンプ地タイル ・ボードのへクスの外側にあるテントの上に配置します。 ・プレイ人数に応じて使用するテントの位置が決まっています。上から時計回りで①〜⑥とします。 2人プレイ:①④ 3人プレイ:①③⑤ 4人プレイ:②③⑤⑥ 5人プレイ:①②③⑤⑥ 6人プレイ:①②③④⑤⑥ ・プレイヤーはそのテントの近くに座り直します。 ●勇者コマ2体 ・自分のキャンプ地タイル上に置きます。 ・2体に見た目以外の違いはありません。 ●アクションマーカー(ポーン) ●プレイヤーマットとトロフィーマーカー ・マーカー4枚をトロフィー枠に置きます。 友情マーカー ・使用する王国のマーカーをボード左側の友情表のレベル3に配置します。 パイマーカー ・使用する王国のマーカーをボード右側のパイ表の3に配置します。 クエストカード ・全てをシャッフルし、マップ右下に置き、裏向きの山札とします。 呪文カード ・全てをシャッフルし、マップ左下に置き、裏向きの山札とします。 ・そこから各プレイヤーに1枚ずつ配り、手札とします。 ・手札は他プレイヤーには非公開です。 パワーアップタイル ・裏面の色で2つに分けてシャッフルし、マップ左上に置き、裏向きの山札とします。 ・青が製作パワーアップタイル、緑が移動パワーアップタイルです。 サプライ ・リンゴトークン、宝石トークン、クエストトークンを種類別に分けてマップの近くに置き、サプライとします。 配置タイル ・マップ中央に赤枠の面を上にしてランダムな方向で置きます。 ・このタイルの指示に従って、トークン類を配置します。ただし、使用していないキャンプ地の3マスには配置しません。 ・配置が終わったら、配置タイルは箱に戻します。 個性カード ・全てシャッフルし、各プレイヤーに1枚ずつ配ります。 ・残ったカードは箱に戻します。 《マップについて》
●マス
・マップの各マスには6種類の地形があります。
ツンドラ:白、山:灰、森:緑、砂漠:黄、岩場:赤、沼:青
●エバーフリー城(マップ中央)
・リンゴや宝石の配達を受け取る窓口です。
●魔法の門(6箇所)
・どの地形にも属さないマスで、魔法の門があるマス同士は隣接しているものとみなします。
《勇者コマとトークン》
●トークン
・トークン類はプレイヤーの手元に獲得されることはありません。
●支配
・自分の勇者コマがいるマスは、自分が支配しているマスになります。
・支配したマスにあるトークンは、そのプレイヤーが使用できます。
・勇者コマが移動する際、トークンを持って移動することができます。
《各表について》
●パイ表
・各プレイヤーのリンゴパイの枚数を表します。
・パイはパイ投げ競争で使用します。
●友情表
・各プレイヤーの友情レベルを表します。
・上げることでトロフィーを獲得できます。
●トロフィー表(マップ右上)
・各プレイヤーが獲得したトロフィーを配置します。
・8分野あり、そのうち4つを達成するとゲームが終了します。
《プレイヤーマット》
・マット上部にあるのはトロフィー枠で、このトロフィー4枚をトロフィー表に配置することを目指します。
・マット下部の3つの枠は、プレイヤーが手番で実行できる3つの分野のアクションが描かれています。
・各分野にはいくつかのアクションがあり、左側の灰色の枠にマーカーを配置することで実行します。
・次の手番ではそのマーカーがあるアクションは選ぶことができません。同じ分野で別のアクションなら選ぶことができます。
・獲得したパワーアップタイルによって、発見と制作アクションは変化していきます。
●移動アクション
・勇者コマ2体を移動させる
●発見アクション
・赤2個、青1個、黄1個のダイスを振り、その目に従ってトークンを配置する。
・赤1個、青2個、黄1個のダイスを振り、その目に従ってトークンを配置する。
●制作アクション
・リンゴ2個を消費して、パイ2枚を得る。
・宝石2個を消費して、呪文カード1枚を得る。
・リンゴ1個と宝石1個を消費して、パワーアップタイル1枚を得る。
【ゲームの流れ】 ・スタートプレイヤーから時計回りで順番に手番を行います。 ・手番では、プレイヤーマットのアクションを選び、いずれかのアクションを実行します。 ・手番中に条件を達成したら、1つまでトロフィーを獲得できます。 ・その後、次のプレイヤーの手番となります。 アクションの選択 ・プレイヤーマットのアクションマーカーが置かれていないアクションを1つ選びます。 ・選んだアクションの左側にある灰色の枠にマーカーを配置します。 ●移動アクション ・勇者コマ2体それぞれを移動させます。 ・移動には次の2つの方法があり、2体で別々の移動も可能です。 ① 通常移動:トークンを持たずに移動する場合、2マスまで移動できます。 ② 輸送移動:トークンを持って移動する場合、1マスまで移動できます。この時、好きな数のトークンを選び、輸送できます。 ・勇者コマの移動により、「配達」「魔法の門の通過」「パイ投げ競争」「クエスト解決」が発生することがあります。 ・移動の途中で他プレイヤーの勇者コマがいるマスに入ったら、移動はそこで終了となります。(パイ投げ競争の開始) ・移動できない、させたくない場合でも、最低1体は移動させなくてはいけません。 《配達》 ・1回の手番中に、ちょうど4個の宝石をエバーフリー城に配達すると、”宝石配達のトロフィー”を獲得できます。 ・1回の手番中に、ちょうど4個のリンゴをエバーフリー城に配達すると、”リンゴ配達のトロフィー”を獲得できます。 ・勇者コマは配達の時にのみ、かつ、1回の手番で配達を完了できる場合にのみ、エバーフリー城に入ることができます。(1体で4個を運ぶか、2体で合計4個を運べる場合のみ) ・配達は城に移動した瞬間に完了し、そのプレイヤーはトロフィーを得ます。 ・トロフィーを持っている場合、その荷物の配達はもうできなくなります。 ・配達した宝石/リンゴは、マップから取り除きます。 ・配達した勇者コマは、自分のキャンプタイルの上に移動します。 《魔法の門の通過》 ・マスにピンクの縁がある”魔法の門”は、それぞれが隣接しているものとみなします。 ・魔法の門から魔法の門への移動は1マスとして行えます。 ・”配達”を行う場合はエバーフリー城とも隣接してるものとします。(リンゴか宝石が4個ある) 《パイ投げ競争》 ・他プレイヤーの勇者コマがあるマスへ移動した場合、その勇者コマの移動はそこで終了となります。 ・2体の勇者コマの移動が終わったら、”パイ投げ競争”を行います。 ・次の順番で解決します。(戦いを仕掛けた方が攻撃側、受けた方が守備側とします) ① 友情の低下
・攻撃側のプレイヤーは、友情を1失います。
・友情は0以下にはなりません。
② 使用するパイ数の決定
・両プレイヤーは、解決ダイヤルを受け取り、この競争で使用するパイの数を秘密裏に選びます。
・自分の持っているパイの数以上を設定することはできません。
③ 呪文カードの使用
・両プレイヤーは、呪文カードを選んで解決ダイヤルと合わせて出すことができます。
・選ぶことができる枚数は、パイ投げ競争が起こったマスにいる勇者コマの数までです。
④ 数値の公開
・両プレイヤーは解決ダイヤルと呪文カードを一斉に公開します。
・ダイヤルと呪文カードの合計値を比べ、大きかった方のプレイヤーが勝者となります。
・勝者はまだトロフィーを持っていないなら、即座にトロフィーを獲得します。
⑤ 敗北
・敗北したプレイヤーは、そのマスにいる全ての勇者コマをキャンプ地タイルに戻します。
・トークン類は移動できません。
⑥ パイを減らす
・両プレイヤーは解決ダイヤルで使用した分だけパイを減らします。
・呪文カードは捨て札置き場に置きます。
《キャンプ地》 ・キャンプ地タイルはマスではないため、移動できず、トークン類を運ぶこともできません。 ・勇者コマはスタート時を除き、パイ投げ競争で敗北した場合か配達が完了した場合にのみ、移動できます。 ・勇者コマがキャンプ地に戻ったら、次の”補給”を行います。 □呪文カード1枚を引くか、パイ2枚を獲得する □アクションマーカーをプレイヤーボードから取り除く。 《クエスト解決》 ・移動アクションを終えた後、勇者コマがクエストトークンのあるマスにいる場合、クエストの解決を行います。 ・2体ともがクエストの解決を行う場合、1体ずつ順番に解決します。 ・クエストトークンは箱に戻し、クエストカードを1枚引いて、次の手順を実行します。 ① クエストの選択
・カード右側の青のクエストと赤のクエストのどちらを解決するかを選択します。
・どちらも解決しないことを選ぶこともできます。
② クエストの解決
・解決した場合、そのカードはプレイヤーマットの横に置きます。
・解決したクエストカードが2枚になったら、即座にトロフィーを獲得します。
③ クエストの未解決
・なにもしないことを選択した場合、カードの「なにもしない」の欄の指示に従った後、そのクエストカードは山札の底に戻します。
《クエストのルール》 ・トークンを支払う場合、自分が支配しているものをストックに戻します。(2体の勇者のどちらかがいるマスにあるトークン) ・トークンが足りない場合、そのクエストの解決は選べません。 ・他プレイヤーに渡す場合、自分が支配しているものを他プレイヤーの勇者のいるマスに移動させます。 ・友情レベルを減らす場合、友情は0以下にはなりませんが、0以下になるような選択肢を選ぶことができます。 ・クエストカードが足りない場合、トロフィーを獲得済みのプレイヤーからクエストカードを集め、山札にします。 ●発見アクション ・アクションの右側に示されたダイスを振り、そのダイスの目に従ってトークンを配置します。 ・ダイスの色はトークンの種類(赤:リンゴ、青:宝石、黄:クエスト)、出目の色が地形(白:ツンドラ、灰:山、緑:森、黄:砂漠、赤:岩場、青:沼)を表しています。 ・出目に対応する地形の任意のマスに配置できますが、トークンの種類によって選べるますが異なります。 □リンゴ・宝石トークン ・出目の地形に対応していれば、トークンや勇者コマの有無に関わらず配置できます。 ・他プレイヤーの勇者コマがあるマスを選ぶと、友情ボーナスが得られます。 □クエストトークン ・出目の地形に対応している、勇者コマとクエストトークンがないマスにのみ配置できます。 ・どこにも配置できない場合は、配置しません。 《友情ボーナス》 ・リンゴ/宝石トークンを他プレイヤーの勇者コマがいるマスに配置した場合、配置したトークン1つにつき1レベル、友情レベルが上がります。 《トークンが足りない場合》 ・不足分を何かで補うことはしません。 ●制作アクション ・リンゴ/宝石をコストとして支払い、何かを獲得することができます。 ・自分が支配している資源をコストとして支払い、その資源はストックに戻します。 ・ゲーム開始時、プレイヤーマットには次の3つのアクションがあります。 □リンゴ2個を消費して、パイ2枚を得る。 □宝石2個を消費して、呪文カード1枚を得る。 □リンゴ1個と宝石1個を消費して、パワーアップタイル1枚を得る。 《パワーアップタイル》 ・パワーアップアクションを行ったら、次の順番で処理します。 ① パワータイルの獲得
・移動分野か制作分野のパワーアップタイルの山から3枚のタイルを引き、そのうち1枚を選びます。
・パワーアップ済みの分野は選べません。
② 選ばなかったタイル
・選ばなかった2枚のタイルは、裏返してその山の底に戻します。
③ 選んだタイル
・自分のプレイヤーマットの該当する分野の上に配置します。
・これによってプレイヤーの能力は、ゲーム終了時までパワーアップされます。
・制作分野をパワーアップした場合、アクションマーカーは新しいパワーアップアクション欄に移動させます。
④ トロフィーの獲得
・両方の分野をパワーアップさせた場合、即座にトロフィーを獲得します。
【トロフィー】 ・プレイヤーは8つの分野でトロフィーを獲得できます。 ・プレイヤーは各分野で1度しかトロフィーを獲得できません。 ・一度獲得したトロフィーを取り消すことはできません。 ① 友情レベル ・友情表で友情マーカーが8レベルに達した場合に獲得できます。 ・トロフィーを獲得した後、友情レベルが下がってもトロフィーは失いません。 ② パワーアップ回数 ・移動と制作の2つの分野をパワーアップした場合に獲得できます。 ③ 呪文カード枚数 ・手札にある呪文カードが3枚以上になった場合に獲得できます。 ・獲得時に手札の枚数が減少していても問題ありません。 ④ クエスト解決数 ・クエストカードを2枚解決した場合に獲得できます。 ・トロフィー獲得後も、クエストの解決は行えます。 ⑤ リンゴ配達 ・1回の手番中に4個のリンゴをエバーフリー城に配達した場合に獲得できます。 ⑥ 宝石配達 ・1回の手番中に4個の宝石をエバーフリー城に配達した場合に獲得できます。 ⑦ パイ投げ競争で勝利 ・その手番中にパイ投げ競争で勝利した場合に獲得できます。 ・このトロフィーだけは、他プレイヤーの手番でも獲得できます。 ⑧ パイ枚数 ・パイ表でパイマーカーが8枚のマスに到達した場合に獲得できます。 《友情レベルによる獲得制限》 ・友情レベルが3未満のプレイヤーはトロフィーを獲得できません。 《1手番の獲得制限》 ・1手番には1つのトロフィーしか獲得できません。 ・パイ投げ競争で勝利だけは、他プレイヤーの手番でも獲得できます。 《個性カード》 ・個性カードにはひとつの分野のトロフィー獲得条件を易しくする条件が書かれています。 ・その条件満たした場合は、個性カードを公開してトロフィーを獲得します。 【ゲームの終了】 ・1人以上のプレイヤーが4つのトロフィーを獲得している状態で手番を終えたら、4つ目のトロフィーを持っていないプレイヤーのみが、手番順で最後の手番を行います。 ・最後の手番中は、1手番でのトロフィー獲得制限がなくなります。 【表彰式】 ・4つのトロフィーを獲得しているプレイヤーが勝者となります。 ・複数いる場合は、その中で最も友情レベルが高いプレイヤーが勝者となります。 ・それも同点なら、支配しているリンゴ/宝石トークンの数が多い方が勝者となります。 ・それも同数なら、その全員が勝者となります。