【概要】 あなたが気ままに暮らしていた孤島に、転覆した船とともにロビンソン・クルーソーが漂着しました。あなたはロビンソンにサバイバル技術を叩き込むことにしました。そうすれば彼は島から出ていき、平穏な日々を取り戻すことができるでしょう。 【ゲームの準備】
● ボード(3枚) ・青、緑、茶の3色のボードをそれぞれ用意します。 ・青のボードは、衰弱カード置き場です。 ・緑のボードは、災厄カード置き場です。 ・茶のボードは、ロビンソンの山札置き場です。
● 警戒カード(3枚) ・下から赤、黄、緑となるように3枚を重ねます。 ・このカードは、ゲームのラウンドと現在の警戒度(難易度)を指します。
● 体力コマ(22個) ・体力コマを20個を茶色のボードの近くに置き、ロビンソンの体力とします。 ・残る2コマは在庫として脇に置いておきます。
● 漂着カード(18枚)[戦闘用カード] ・全て裏のままシャッフルし、茶色のボードの上に置きます。 ・これがゲーム開始時の「ロビンソンの山札」です。この山札を強化していくことで、サバイバルを生き抜いていきます。 ・この山札の近くに捨て札置き場を用意します。
● 衰弱カード(11枚) [戦闘用カード] ・挑戦する【ゲームレベル】に応じたカードを用意し、各処理を行います。 ・用意したカードを「標準」と「深刻」の2つの山に分け、裏にしてシャッフルします。 ・下が深刻、上が標準になるように重ねて、青のボードの上に置きます。 ・このカードは、ロビンソンの山札が無くなり、新たな山札を作る際に1枚ずつ引かれていきます。 ・この山札が無い状態でカードを引くと、ゲームに敗北します。つまり、ロビンソンは衰弱して死亡してしまったことになります。
【ゲームレベル】 ▷レベル1: 《バカ丸出し》をゲームから除外し、残りの10枚を使用。 ▷レベル2: レベル1と同様に用意し、残りの10枚を使用。その中から1枚をランダムに取り、漂着カードに混ぜてシャッフルします。 ▷レベル3: 《バカ丸出し》をゲームから除外せずに、11枚全てを使用。その中から1枚をランダムに取り、ロビンソンの山札に混ぜてシャッフルします。 ▷レベル4: レベル3と同様に用意し、体力コマを2つ箱にしまいます。開始時の体力は18、在庫は2とします。
● 災厄/技能カード(30枚) [戦闘用カード] ・全て裏のままシャッフルし、緑のボードの上に置きます。 ・この山札の近くに捨て札置き場を用意します。 ・打ち勝った災厄カードはは、技能カードとなり戦闘時に使用できるようになります。
● 海賊カード(10枚) ・全て裏のままシャッフルし、ランダムに2枚を公開します。 ・これは最終決戦の相手として場に置いておきます。 ・残りのカードは箱にしまいます。 【ゲームの流れ】 ・手番毎に1つの災厄に立ち向かい、処理していきます。 ・次の1〜4までの一連の処理を1手番となり、ロビンソンの山札を作り直すまでが1つのラウンドとなります。 1. 災厄カードを2枚めくる ・災厄の山札から2枚めくり、1つに立ち向かい、1つを捨て札にします。 ・立ち向かうものを表向きにしてロビンソンの山札付近に置きます。 ・捨てるものは、表のまま災厄の捨て札置き場に置きます。 2. 災厄に立ち向かう ・災厄カードの右の円の中にあるものが「災厄値」です。警戒カードの色と一致した色の円を参照します。 ・この災厄値以上の戦闘力を出すために、無償分と追加分のカードを引きます。 ・災厄値以上の戦闘力を出すことができれば、災厄に打ち勝ちます。 ・もしくは、災厄値以上の戦闘力を出すことを諦め、災厄に屈します。
① 無償カードを引く ・立ち向かう災厄カードの左中央の白いマスにある数字を確認します。これは無償でロビンソンの山札からめくることができるカードの枚数です。 ・1枚1枚めくり、めくったカードは災厄カードの左側に表のまま置きます。カードを置く位置は、特殊能力を使用する際に影響します。 ・少なくとも1枚のカードを山札からめくったら、それ以上カードをめくらないこともできます。無償分全てをめくっていなくても問題ありません。
② 追加カードを引く ・体力を1消費する毎に1枚カードを引くことができます。 ・戦闘力の合計が災厄値以上になるまで、何度でも追加で引いて構いません。 ・めくったカードは、災厄カードの右側に表のまま置きます。カードを置く位置は、特殊能力を使用する際に影響します。 ・体力を1消費すると、体力コマを1つを在庫に戻します。
【特殊能力があるカードを引いた場合】 ・即座に能力を適用する必要はありません。任意のタイミング、任意の順番で任意の能力を適用できます。 ・特殊能力は1手番に1度のみ使用でき、判別するために、使用したカードは90°横倒しにします。
【衰弱カードを引いた場合】 ・その戦闘を終えるまでに効果を必ず適用しなくてはいけません。
【ロビンソンの山札がなくなったら】 ・山札がない状態でめくる場合、衰弱カードの山から1枚カードを引きます。この時、内容を確認してはいけません。 ・裏にしたロビンソンの捨て札に混ぜ、シャッフルし、新たな山札とします。ここから改めてカードを引きます。 ・現在戦闘で使用しているカードはシャッフルしません。 ・衰弱カードの山が0枚になり、その状態で衰弱カードを引こうとした場合、ゲームに敗北します。 3. 戦闘後処理
A:災厄に打ち勝つ ・合計戦闘値が災厄値以上なら、その災厄に打ち勝ち、戦闘に勝利します。 ・その災厄カードと戦闘カードを全てロビンソンの捨て札に置きます。 ・この災厄カードは、以降「技能カード」となり、戦闘時に使用できます。逆さにして効果を参照します。
B:災厄に屈する ・合計戦闘値が災厄値に満たなかったら、その災厄に屈し、戦闘に敗北します。 ・災厄値と合計戦闘値の差だけ体力コマを失い、在庫に戻します。この時に失った体力分だけ、使用した戦闘カードを破棄し、ゲームから除外することができます。 ・体力1につき、漂着カードか技能カード1枚を破棄できます。 ・体力2につき、衰弱カード1枚を破棄できます。 ・破棄できるカードは、その手番でめくられた戦闘カードのみで、山札や捨て札のカードを選択することはできません。 ・屈した災厄カードは、災厄の捨て札に置きます。 ・残った戦闘カードは、ロビンソンの捨て札に置きます。 4. 災厄の山札の確認 ・災厄の山札の残り枚数によって処理が変わります。 ▷2枚以上ある場合、「1. 災厄カードを2枚めくる」から繰り返します。 ▷1枚だけの場合、そのカードをめくり、立ち向かうかどうかを決めます。立ち向かわない場合、そのまま捨て札にして、次の「0枚の場合」に進みます。 ▷0枚の場合、【警戒段階の上昇】 に進みます。 【警戒段階の上昇】 ・新たな警戒段階になります。 ▷緑もしくは黄の場合 : 警戒カードの一番上を箱に戻し、災厄の捨て札をシャッフルして新たな山札を作り、「1. 災厄カードを2枚めくる」から繰り返します。 ▷赤の場合 : 【海賊との最終決戦】 に進みます。 【海賊との最終決戦】 ・2隻の海賊船と戦闘を行います。災厄カードは使用しません。 ・2隻から1隻選び、ロビンソンの山札付近に置きます。この海賊船カードを災厄カードとみなし、通常と同じ要領で立ち向かいます。 ・最初の海賊船に打ち勝つことができたら、戦闘カードを全てロビンソンの捨て札に置きます。続けて2隻目の海賊船と戦闘を行います。 ・両方の海賊船に打ち勝つことができた場合、ゲームに勝利します。 ・もちろん、屈することを選択することはできません。体力を消費して、戦闘カードを引き続けます。 【ゲームの終了】
● 勝利 ・2隻目の海賊船を撃退できた場合、ゲームに勝利します。
● 敗北 ・以下のいずれかの場合、ゲームに敗北します。 ① 体力を消費するか失う時、現在の体力がその数字に足りない場合。(体力が0の場合はギリギリ大丈夫。) ② 全ての戦闘カードを引ききってロビンソンの山札が尽きて、全ての特殊能力を使用しても、合計戦闘力が海賊船の「災厄値」に満たない場合。 ③ ロビンソンの山札を作り直す際、衰弱カードの山札が0枚だった場合。
【漂着/技能カードの特殊能力】
体力+X: 在庫から体力コマをX個取ります。(最大で22)+X枚: 体力を消費せず、追加でX枚の引くことができます。カードは災厄カードの右に置きます。破壊1枚: このカード以外の場で表になっている戦闘カード1枚を裏返します。裏になったカードの特殊能力は使えず、戦闘力は0になります。戦闘後、裏になったカードはゲームから取り除きます。1枚2倍: このカード以外の場で表になっている戦闘カード1枚の戦闘力を2倍にします。同じ戦闘で、1つのカードを2回以上2倍にすることはできません。この能力は、災厄カードと勝敗を決する直前に使用します。複写1枚: このカード以外の場で表になっている戦闘カード1枚の特殊能力を再度適用します。同じ戦闘で、同じ能力を複数回使うことができます。警戒-1: 警戒段階を1段階下げることができます。警戒段階が緑の場合は何もおきません。この能力は、災厄カードと勝敗を決する直前に使用します。並べ替え: ロビンソンの山札の上から3枚までを確認し、1枚までを捨て札にすることができます。その後、残りのカードを好きな順番で山札に戻します。更新X枚: このカード以外の場で表になっている戦闘カード1枚を選んで捨て札に送り、代わりにロビンソンの山札から1枚引き、捨てたカードのあった場所に置きます。これをX回繰り返します。捨てるカードは特殊能力を使ったカードでも問題ありません。新しいカードに特殊能力があった場合、適用することができます。山の底に1枚: このカード以外の場で表になっている戦闘カード1枚を裏向きにし、ロビンソンの山札の一番下に戻すことができます。災厄カードの左側のカードを選択した場合は、無償で1枚カードを引くことができます。ロビンソンの山札が0枚の場合は、ルールに従って新たに山札を作り、新たな山札の一番下に戻します。 【衰弱カードの特殊能力】
・衰弱カードの特殊能力は、必ず適用する必要があります。 ・戦闘中に衰弱カードが破壊されたり除外された場合は、適用しません。
体力-X: 戦闘終了時、戦闘の勝敗にかかわらず、体力コマをXつ在庫に戻します。この体力はカードの除外には使えません。最強1枚=0: 戦闘結果を判断する時、場の表の戦闘カードの中で、カードに書かれた戦闘力が最も高い1枚を選んで、戦闘力を0にします。無償終了: 無償カードを引いている途中でこの特殊能力のあるカードを引いた時、残り枚数にかかわらず、カードを引くことを止めます。追加で体力を使用してカードを引いている場合には、この能力は適用されません。このカードが破壊や除外された場合、無償で引ける枚数が残っていれば、残り枚数を無償で引くことができます。 【海賊船カードの能力 】
追加カード1枚ごとに体力2消費: 体力を消費して追加でカードを引く時、1枚ごとに消費する体力が1ではなく2になります。ロビンソンの体力が1しかなく、追加でカードをめくる際には、潔くゲームに敗北しましょう。使用可能な戦闘カードは半数(衰弱カードは必ず使用): 表になっている戦闘カードのうち、半分の枚数はその戦闘力を計算しません。ただし衰弱カードがある場合は、必ず数える枚数に加えます。カードが奇数の場合、残りの1枚は計算してもしなくても構いません。戦闘力+めくった戦闘カードの枚数: 戦闘終了時、表になっている戦闘カードの枚数分だけ、自分の戦闘力を増やします。残った災厄カードすべてと戦闘: 災厄の捨て札にある全てのカードの災厄値と無償で引ける枚数を赤の警戒段階で合計します。その数値がこの海賊船の災厄値と無償で引ける枚数になります。衰弱カード1枚ごとに災厄値+2: 戦闘を開始する前、ロビンソンデッキ内の衰弱カードの枚数を確認します。衰弱カード1枚ごとに災厄値が2増えます。衰弱の山札の枚数を数えれば、ロビンソンデッキの衰弱カードの枚数を把握できます。(レベル1〜2:10枚、レベル3〜4:11枚) 【得点計算】 ・ゲーム終了時、以下の方法で得点を計算します。 ① ロビンソンデッキ(捨て山と山札の両方)にある全戦闘カードの戦闘力を合計します。ただし衰弱カードは、カードの数字ではなく全て-5点として計算します。(破壊されたカードは計算しません) ② 打ち勝った海賊船1隻につき、+15点とします。 ③ ロビンソンの残りの体力1つにつき、+5点とします。 ④ 打ち勝てなかった(災厄の山札と捨て山にある)災厄カード1枚につき、-3点とします。 大人気のボードゲーム 「ロビンソン漂流記」のルールをまとめました。良きボドゲライフを!
copy