グルームヘイヴン ラウンドの流れ [GLOOMHAVEN]
① カードの選択ステップ
2枚の能力カードを選ぶか、大休息を実行します。
どちらも選択場合できない場合、脱落となります。
● カードプレイする
・手札から能力カードから2枚選び、自分の前に裏向きで置きます。2枚のカードのうち1枚を主カード、1枚を副カードとします。どちらを主カードにするのかは決めて置くといいでしょう。(下が主カード等)行動順位は主カードによって決定されます。
・手札が2枚以下の場合は選択できません。
・カード上の数字や名称など具体的な内容を他プレイヤーに明かしてはいけません。大まかな戦略などは相談できます。
● 大休息
・行動順位は99番の後になります。
・自分の捨て札から1枚選択し、喪失山に移します。残ったカードは手札に戻します。
・自身に「治療2」を実行し、使用済みアイテムを全て復活させます。使用済みアイテムの復活は任意です。
・捨て札が2枚以下の場合は選択できません。
② 行動順位の決定ステップ
●各プレイヤーのカードと、各モンスターの能力カードを公開し、行動順位の低いものから順番に手番を実行します。
●行動順位が同じ場合
・キャラクター間で同じ場合、副カードを比較します。それも同じ場合は協議して決めます。
・キャラクターとモンスターが同じ場合、キャラクターが先になります。
・モンスター間で同じ場合、協議して決めます。・行動順位の低いものから行動します。
・同じ数字の場合は、プレイヤー間なら副カードの数字を比較します。それも同じなら協議して決めます。
・プレイヤーとモンスターが同じなら、プレイヤーが先に行動します。
●モンスターは、上級が先に行動します。上級または通常が複数体いる場合、コマの番号順に手番を行います。
③④ キャラクターの手番ステップ
行動順位に応じて、キャラクターの手番とモンスターの手番を行います。
●2枚のカードの上段と下段をそれぞれ実行します。主カード、副カードは関係なく選択できます。上下どちらのボックスを先に実行してもかまいません。
●各能力はボックス内の上から下に効果を適用します。
●処理が終わったら、即座にカードを捨て山、喪失山、起動置き場に移動します。
●記載内容のうち一部を実行しないことも可能です。負の効果は必須です。
●デフォルトアクションとして、上段を攻撃2、下段を移動2として実行することもできます。(その場合、カードは捨て札になります)
●ボックスの実行前、実行後、ボックス間にアイテムを幾つでも使用できます。
③④ モンスターの手番ステップ
行動順位に応じて、キャラクターの手番とモンスターの手番を行います。
●能力カードに記載された行動を上から順に行います。カードに記載がない限り、移動や攻撃を行いません。
●移動先や攻撃先は、行動の優先順位によって決定されます。詳細は以下を参照してください。
●モンスターの行動をルールによって確定させることができない場合、その選択肢からプレイヤーが協議して行動を決定します。
【1. モンスターの狙い】
●能力カードのアクションを実行する前に、各モンスターは特定の敵を以下の優先順位で「狙い」ます。
●(無限に移動できるとして)移動後に攻撃できるコマがいない場合、移動しません。(全員が不可視状態の場合など)
1) (無限に移動できると想定して)攻撃可能なへクスまでの移動が最小になる敵
・能力カードに「攻撃」がない場合、近接攻撃を行と想定
2) 現在位置からの距離が一番近い敵
3) 行動順位が最も早い敵
・召喚獣は召喚者よりも行動順位は早い
・大休息を選択したキャラクターは行動順位最も遅くなる
【2. モンスターの移動】
●移動の後に攻撃が指定されている場合、狙いに対して攻撃の効率が「最大化」するように、以下の優先順位で移動します。
●移動の後に攻撃の指定がない場合、狙いに向かってなるべく近づくように(近接攻撃を行うと仮定して)移動します。
1) 狙いに対して不利にならないへクス
・近接攻撃の場合、隣接したへクス
・遠距離攻撃の場合、隣接していないへクス
2) 複数を標的とする場合、なるべく多くの敵を標的とできるへクス
3) [2]の標的の数を最大化する組み合わせが複数ある場合、【狙い】のルールにしたがって優先順位(現在位置からの移動へクス数、最も近いコマ、移動順位の順で優先)をつけ、その優先順位がより高いコマが攻撃に含まれるへクス
4) [3]の優先順位が高いコマに対して不利にならないへクス
5) 移動へクス数が最も少ないへクス
・遠距離攻撃をする場合は、狙いの敵から遠くなるように移動することもあります。
・追加の標的の数を増やすことよりも、狙いに対して不利にならないことを優先します。
・攻撃の射程内に収めることができない場合も、可能な限り近づくように移動します。
・「攻撃」以外の能力が記載されている場合でも、上記のルールに従って、その能力を「最大化」して使用します。
【3. モンスターの攻撃】
・自身の狙った敵を「攻撃」します。射程の記載がない場合、データシートの射程を参照します。
・複数の攻撃ができるのなら、【狙い】のルールに従って(すでに攻撃したコマ以外の)別の敵を狙います。
・キャラクターの攻撃と同様、攻撃修正カードを引いて適用します。
【その他の能力】
●治癒
・キャラクターの治癒と同様に機能します。
・そのモンスター自身もしくは射程内のうち最も多くHPを失っている仲間を治癒します。
●召喚
・マップ上に新たなモンスターを配置します。通常のモンスターと同様に行動します。
・召喚するへクスは、召喚者に隣接し最も近い的に最も近い空きへクスになります。
・隣接する空きへクスがないか、モンスターコマがない場合、召喚は失敗します。
・召喚モンスターはそのラウンドでは行動せず、倒されても旧貨幣トークンを落としません。
・召喚モンスターは、召喚者が倒されても消滅しません。
●ボーナス能力
・能力カードのボーナス(装甲や反撃)は、その手番のアクションで起動し、ランド終了時に効果がなくなります。
●略取
・モンスターは手番終了時の自動略取を行いません。
・略取を行なった場合は、射程内の全旧貨幣トークンを略取します。宝箱は略取されません。この旧貨幣トークンは失われ、そのモンスターを倒したとしても再び落とすことはありません。
●反撃
・モンスター能力カードおよびデータシート上の両方に反撃能力がある場合、それらを合算して1つの能力とみなします。
【ボスモンスター】
●ボスモンスターは通常や上級モンスターとしてみなしません。
●特殊アクションの詳細はシナリオ冊子に説明があります。
●ボスのデータは、キャラクター数に応じて変化します。「C」はキャラクター数に置き換えて計算します。
●ボスは特定の負の状態への完全耐性があります。詳細はデータシートで確認できます。
●呪いの完全耐性がある場合、呪いカード自体の効果は受けますが、呪いカードは山に加えません。
⑤ 管理ステップ
全てのコマが行動を終えるとラウンドが終了し、以下の処理をします。
●攻撃修正の山のシャッフル
●モンスター能力カードのシャッフル
●元素を弱体化させる
●ラウンドボーナスが起動中のカードを、捨て札もしくは喪失山に移す
●小休息(任意)
・自分の捨て札をシャッフルし、そこからランダムに1枚引いて喪失山に移します。残ったカードは手札に戻します。そのカードを喪失したくない場合、1ダメージを受け、それ以外のカードからランダムに1枚引きそれを喪失します。(1小休息につき1度のみ)
●ラウンドマーカーを1つ進める
【移動・跳躍・飛行】
●移動
・移動Xとは、最大Xまで移動できるという意味なので、それ以下で移動を終えることもできます。
・仲間のいるヘクスは通過できるが停止はできません。
・敵や障害物は通過も停止もできません。
・罠や地形効果がある場合、即座に適用します。
●跳躍
・敵や地形効果を無視して移動できます。
・停止するへクスは通常移動と同一条件です。
●飛行
・敵や地形効果を無視して移動できます。
・停止するへクスの効果も無視するが、他のコマと同じへクスでは止まれません。
・押出しや牽引などの強制移動でも適用されます。
・障害物上で飛行能力を失うと罠が起動したとしてダメージを受け、最も近くの空いているへクスに移動させられます。(コマ、トークン、上書きタイル(歩廊、感圧板、空いている扉は除く)がないヘクス)
【部屋の公開】
●扉のあるヘクスに止まって部屋を開けたとき
1) キャラクターは扉で一時的に止まる
2) 新しい部屋にモンスターなどを配置する
3) 新しく配置したモンスターの能力カードを公開する
4) キャラクターは残りの移動をし、手番を最後まで行います。
5) 扉を開けたキャラクターよりも行動順位が早いモンスターが公開された場合、行動順位の番に処理します。
6) 扉を開けたキャラクターの次の行動順位のユニットからラウンドの続きを行います。
●モンスターコマが足りない場合、扉を開けたキャラクターに近いへクスから順に配置し、置けなかったへクスはそのままにします。
【モンスターの移動】
●能力カードに「移動」とある場合、そのモンスターは移動します。
●移動の後に攻撃の指定がない場合、狙いに向かってなるべく近づくように(近接攻撃を行うと仮定して)移動します。
●移動の後に攻撃が指定されている場合、狙いに対して攻撃の効率が「最大化」するように以下の優先順位で移動します。
1) 狙いに対して不利にならないへクス。
・近接攻撃の場合、隣接したへクス。
・遠距離攻撃の場合、隣接していないへクス。
2) 複数を標的とする場合、なるべく多くの敵を標的とできるへクス。
3) [2]の標的の数を最大化する組み合わせが複数ある場合、【狙い】のルールにしたがって優先順位(現在位置からの移動へクス数、最も近いコマ、移動順位の順で優先)をつけ、その優先順位がより高いコマが攻撃に含まれるへクス。
4) [3]の優先順位が高いコマに対して不利にならないへクス。
5) 最小の移動量で移動できるへクス。
●遠距離攻撃をする場合は、狙いの敵から遠くなるように移動することもあります。
●追加の標的の数を増やすことよりも、狙いに対して不利にならないことを優先します。
●攻撃の射程内に収めることができない場合も、可能な限り近づくように移動します。
●「攻撃」以外の能力が記載されている場合でも、上記のルールに従って、その能力を「最大化」して使用します。
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