「帰りたくない!」年長さんが泣いた日
自由が丘駅 徒歩2分にある『ボードゲームで考える力を育む』クリプトメリアです♪
クリプトメリアとはラテン語で『隠れた財産』という意味です。このクリプトメリアではグレートキッズ幼児教室という、親子分離で子どもたちを90分お預かりしているのですが、子供たちの隠れた財産を存分に引き出すツールの一つにボードゲームを多用しています。
答えがない、自分で考え工夫しながらゴールを見つけていく。毎回違うゴールがあり、その過程を楽しみながら子どもたちは試行錯誤して成長していきます。
先日4人で対戦するゲームを行いました。年少さんから年長さんまで異年齢の4人です。ルールがわかれば年齢は関係ありません。全員が『勝ち』になることもできる面白いゲームです。2回やって、どうしても年長さんの男の子がかてません。1回5ー10分で終わるゲームです。
帰る時間が迫っています。子供たちが片付けをはじめる時間ですが、年長の男の子『やだ!まだ帰りたくない!ぼく、こたえみつけたんだ。』と涙ながらに、もう一回の勝負を訴えています。
私たちスタッフは、『じゃぁ、もうひと勝負だけね』など、いいません。子どもたちに任せています。子どもたちを見守っていると
年中の女児が『いいよ!じゃぁ、帰りの準備が終わったら、ママが来るまでやろう!』と提案しました。他の子達も『いいよ!』と同意しています。年長の男児、そっと自分の涙をふきながら『うん!急いで片付ける』と帰りの準備を急いでいます。
さぁ、時間はありません。子どもたちは急いでゲームを最初の形に戻し、これが最後と真剣です。『こたえ』を見つけたという年長さん。ルールがわかっている子供たちなので、ゲームを進めるスピードが速いです。あっというまに決着が。
年長の男児は1位になったのでしょうか。。・・・・残念ながら2位でした。でも、顔はとても晴れやかでした。棋士のように『そっかぁ、ここで、ここに打っていたら違ったんだよなぁ。。』と4人で反省会もしています。
何度やっても違う、だからこそ面白い。アナログで顔を見せ合いながら、話しながらできる醍醐味がここに詰まっているような気がします。
年長さんが悔し涙を見せて、帰りたくないといった日。とてもその子の成長を感じた日でした。
クリプトメリア グレートキッズ幼児教室