真柏の実生 2
以前の記事『真柏の実生 1』の続きとなります。
以前の記事にある、オスの木とメスの木をそろえることが出来れば、後は待つだけとなります。実は一番最初の段階が一番難易度が高いわけです。その理由についてはおいおい記事にしていきます。
オスの木とメスの木をそろえたら、あとは受粉を待つだけとなります。ちなみに人工的な受粉は経験上難しいと思います。
真柏は風媒花ですので、風の力を借りて受粉を行います。受粉する確率を少しでも上げる工夫として、1.オスとメスを隣り合わせにする。2.オスをメスよりも少し高い位置の風上に、メスを風下に置く。といった2点が有効だと思います。
雌花から実へ
受粉が成功すると、10日ほどで雌花が膨らんできます。受粉できなかったものは、だいたいその年の10月ごろまでには落果して、残ったものが冬を越していきます。
次の記事では、受粉した花が実になりどのような変化をしていくか記述しています。