「代表引退を認めない」騒動を見て思ったこと【ワイ氏のコラム】
○騒動のポイント
この前、Xで話題になった「JBAとBリーグは代表引退を認めない」問題があったじゃん。
この問題に関しては、ポイントが三つあるんよ。
①Bリーグには「代表に召集された選手は応じなければならない」という明文化されたルールが元々あった。
②「システムとしての代表引退」はないが、「個人的な代表引退」は存在している。
③チーム主導で代表に参加させないのは完全なアンスポーツマンライクファウル。
①はそのまんま。Bリーグの目的の一つとして、代表強化をするっていう目的があるから「代表には参加しろよ」っていうルールが初めからあった。
②「自分はやる気がないので呼ばないでください」と宣言することが「個人的な代表引退」だ。宣言には公にするものと心の内にするものの二つがある。田中大貴方式が前者で、ホーバスHCとの面談で「モチベーションがない」と話したギャビンやロシター方式が後者だ。
やる気がない選手を呼んでも仕方ないので、宣言してくれるのはお互いに時間の節約ができて良いと思う。
ただし、実力がある限り「代表召集のたびに声がかかる」ことは避けることはできない。これがJBAとBリーグが言う「引退という概念はない」ということだ。宣言していても声はかかり、代表HCとの意思確認(面談)をしなければならない。
③は「選手はある気があるのに、チームが代表に参加させなかったり、参加させたくない雰囲気を出したらダメですよ」っていうことだ。偽の診断書を準備するなんてもってのほかだ。
今回新しく出てきた「そんなのが発覚したら選手を3試合出させまへんからな」っていうのは、選手に対するというよりはチームに対するメッセージ性の強い罰則な。
○今後は、罰則は適用されていくのか?
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