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BNN 20周年フェアありがとうございました!②POPコメントのご紹介
昨年11月より全国書店さんで開催していただいた「BNN20周年フェア」ですが、3月末をもって一旦区切りをつけさせていただきました。
ご協力いただいた書店のみなさま、読者のみなさま、弊社書籍の制作・販売に関わってくださった方々に御礼を申し上げます!
今回、フェアPOPには各担当編集者からのコメントを掲載しておりました。
BNNを代表するタイトルの一部を、編集者コメントとともにご紹介します🎉
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発売から15年、今なお多くの方に愛される一冊。「日本ピクトさん学会」のホームページをもとに「鑑賞ポイント」や「ピクトさんの休日」といったコンテンツを追加して、本としての読み応えを高めました。じつは「ピクトさんのうた」もあります。ぜひYouTubeで検索してみてください。
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問題解決から、問題提起へ。—未来を思索するためにデザインができること
これを出した2015年頃は、「デザイン」というものに揺さぶりをかけようと考えていて、この本はそれにかなり寄与してくれたなーという実感があります。
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海外のアーティストとのやりとりでDeepLを使って翻訳してたんですが、向こうから返ってくるメール文はなーんか違うんだよなと思い、ネイティブの方にお願いして自分が言いたいフレーズを英語にしてもらいました。自分のために作った一冊。
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元々よく売れていた翻訳書『Design Rule Index』のポケット版が出たので、やってみては?と企画会議にかけたとき、そのあまりの小ささに「本当に売れるのか?」と社内でも意見が割れたのを覚えています。でも蓋を開ければベストセラーに! 要点で簡潔に重要な情報を得られるのって、けっこういいですよね。
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デザイナーが著者の場合、執筆だけでなく書籍デザインも著者自ら手がけることはあるのですが、なんと本書では本文に使われている仮名書体も著者が作成。細部に至るまで配慮され、圧倒的な熱量が注ぎ込まれています。三度の飯より文字が好き(たぶん…)という著者の文字愛あふれる一冊です。
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レフ・マノヴィッチのカルチュラル・アナリティクスをめぐって
編著者のきりとりさんとはtwitterでつながり、彼女がマノヴィッチのインスタ論を個人的に訳していると知ったことが本書のはじまりです。テキスト、装丁、時代が応答し合う一冊に携われて光栄に思います。校了間際、デザイナーさんに「アイドルのライブに行ってきます!」と伝えられたときはアツかったですね。
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Work for Money, Design for Love
原書がカジュアルな語り口に思えたので、タイトルにも記号を使ったり、「君」としてみたりしました。最初のタイトルは「企業」を使ったものでしたが、当時の編集長と副編集長2人がかりで「起業」を使おうよと説得された思い出があります。タイトルを変更して大成功だった(はず)!!
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錚々たるメンバーによる脚本論集。お受け頂けたことが今でも夢のようです。アニメ業界で制作進行をやっていた時、作り手の皆さんのお仕事や情熱に感銘を受け、以来すこしでも役に立てればと願ってきました。読者であるそこのあなたと、あの作品がすごいよねとか、熱く語り合いたい1冊です。
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著者によるマンツーマンの授業を受けながらできたような書籍です。最初は謎ばかりでしたが、脳がほぐされ、整理され、完成する頃には新しいものさしを手に入れたような感覚になりました。数学、プログラミング、デザインがうごめく著者の頭を覗き見てみましょう。
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最初の「絵師100人」を企画し発売したのが2009年。12年ぶりにVer.4となる本書の監修を行いましたが、全体のレベル感の高さに本当に驚くばかり。そしてカバーイラストは村田蓮爾先生! 色校を抱え蓮爾先生宅へタクシーで向かうこと数回、陰影の表現・濃度・空気感にギリギリまで拘りました。
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あなたのデザインが誰かを傷つけたかもしれないと考えたことはありますか?
デザインには良い力だけでなく、人を殺し、怒らせ、悲しませ、疎外感を与える力がある。翻訳原稿を読みながら昂ぶって泣いてしまった一冊。社会が間違った方向に進んでいるとき誤りを正そうとする力、いつまで機能するんでしょう。
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著者のイラストレーションへの愛、イラストレーターへの尊敬がパンッパンに詰まった一冊。伝えたいことをきちんと伝えるために、構成も文章も何度も何度も作っては壊し、また作っては壊しの連続でした。これでもか!というほど悩んだ分、ものすごく濃厚で、確実に読者の糧になる、良い本になったと思います。
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裏テーマは「ソフトウェアの機能に依存しないデザイン入門」。デザインに正解はない。かつ、変化が激しく正解がない時代を生きていくために、「考える力」を身につけるための本を目指して制作しました。本書の入稿直前に、コロナによる最初の緊急事態宣言が出たことも強く思い出します。
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徳井さんの国語力が素晴らしく、面白すぎる読み物になっています。絵を描くAIに興味のある人、懐疑的な人にもぜひ読んで欲しい。大川出版賞をいただけて誇らしかったです。
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まだ気付かれていないこと、測られていないことは、この世界にはたくさんあって、そういったことを探求する著者の姿が眩しい。
人生はリサーチ・スルー・デザインです。
今後も弊社の出版活動を応援していただければ幸いです。
次の目標は25周年!