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BOOK MARKET 2024 初出展レポ

7月20・21日、浅草で開催されたBOOK MARKET 2024(以下ブックマーケット)に参加いたしました。
BNNは今年がブックマーケット初出展。
レポート…というほどでもないですが、せっかくなので感想を書き残しておこうと思います。

ブックマーケットとは?

詳しくはこちら

出版レーベル、アノニマ・スタジオさんが主催する「本当におもしろい本」だけを集めた本好きのためのイベント。出版社や独立系本屋さんが本を手売りします。

最近のBNNは読者に直接アピールできる機会を増やすべく、積極的にイベント参加しております。
しかし今まで参加したのはデザイナーやエンジニア(つまりうちの読者層)向けのイベントばかり。
ブックマーケットのように幅広い層に向けてどんな本をラインナップすればよいかわからず…とりあえずデザインと人文にまたがる読み物と、人気のあるデザイン書(専門的すぎないもの)を持っていってみました。
あとは、売れるのかな…?と思いつつ周年記念で制作したオリジナルグッズなども。

結果を申しますと、2日間で14万ちょっとの売上でした。
金額については可も不可もない数字でコメントしにくいのですが、売上以上に 普段デザイン書を読まない方にもBNNの本に触れてもらえることができた のが大きかったなと思います。
「デザイン」というと、グラフィックデザインやプロダクトデザインのようなジャンルが最初にイメージされがちですが、体制だったり人々の暮らしであったり、そういう目には見えないものを良くしていくことも「デザイン」なんだ、ということを少しだけ知ってもらえた気がします。

「デザインは得意じゃないのに会社でデザイン関係の仕事をさせられるから…」という方や「クリエイターと仕事をする機会が多い」という方と直接お話しながら本を薦めることができたのはとてもいい経験でした。

2日間でよく売れた本


『行政×デザイン 実践ガイド』

新刊なので多めに積んでいたので目立ったのかもしれませんが、
想像よりたくさんの人が気に留めてくださっていました。


『動機のデザイン』

『行政×デザイン 実践ガイド』と一緒に購入された方が多いのでしょうか?
初日で完売して驚きました。


『新世代エディターズファイル』

日本全国+東アジアで活躍する編集者を紹介するこちらの本。
ブックマーケットに来るお客さんには編集職の方も多いだろう…と用意しました。


『ピクトさんの本』

こちらも初日で完売。もっと積めばよかった…ピクトさんは万人受けです。

普段BNNのオンラインストアで販売しているリトルプレス、『時短スケッチ帖シリーズ』も人気でした。
他社さんのブースではイラストレーターさんによる似顔絵描きをされていたり、限定グッズを用意されていたり、さすがみなさん販促がお上手です。

BNN社員のリアルバイもきいてみました


【営業部 M】
食に関する本がほしい、とうっすら思いつつ時間もあまりなくて、
目についたものと売り手のトークに誘われて30分で3冊ほど購入。エコバッグも入手。

『美食の街を訪ねて スペイン&フランスバスク旅へ 最新版』(イカロス出版)
ひっじょーに売れた本の最新版です!、とのことで。ちなみに、フランスにはさほど興味がありません。
『南インドカルチャー見聞録』(阿佐ヶ谷書院)
南インドのカレー美味しかったな〜と思いながらうろついていたら見つけたので、ついつい。
『お調子者のスパイス生活 vol.5 チリ編』(Ambooks)
スパイスつき。種を取ったらそんなに辛くないよ、という言葉を信じて。買ったら著者さんが表紙の裏にイラストを入れてくれました。


【営業部 I】

向坂くじら『犬ではないと言われた犬』百万年書房
装画を担当されている早瀬とびさんの絵に誘われて購入(前髪のストロークにドキッとします)。書き出し、「口笛同好会が、空中分解していた」という一文にはやくも読み進めるのが楽しみです。


【編集部 K】

北尾修一『自分思い上がってました日記』『調子悪くて当たり前日記』百万年書房
同著者の『いつもよりも具体的な本づくりの話を。』(イースト・プレス )がとてもよい本だったので購入しました。思いがけず著者の北尾修一さん(百万年書房代表)にもお会いでき、直接購入できたのが嬉しかったです。


【編集部 M】

亜紀書房さんの、『応答、しつづけよ。』ティム・インゴルド
いつか買おうと思ってて、その「いつか」がこのブックマーケットだった。


【営業部 A】


『「勉強しなさい!」と言わない子育て 学ぶ力の育て方』
切実な、リアルな子育て相談をお客さんともしました。
『渡り鳥たちが語る科学夜話』
前作も好き。視界に入ったら買わずにはいられない。
『You are what you read. あなたは読んだものに他ならない』
夜通し山を歩いた後にやってくる朝日の美しさを、「やべー、サイコー」としか表せない私にとって、服部文祥さんは憧れです。

この記事を書いている私(営業部 N)は油断して買い損ねてしまたのですが、ナナロク社さんの『あたしとあなた』(谷川俊太郎)を購入したかったです…。以前書店で見かけて、名久井直子さんの美しい装丁に一目惚れしました。


まとめ

コロナ禍以降、「本の売り方」について模索しつづけています。
今回のように、自分たちの本を自分たちの言葉でお客さんに説明できる場はとても貴重です。
主催のアノニマ・スタジオさん、ありがとうございました。

今後も読者、あるいはまだ読者ではない方と触れ合える機会を大事にしていきたいと思います!
できればイベント会場だけでなく、会社や学校に出張販売などもしてみたい。ぜひお声掛けください。

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