依存
人は他者に依存して生きるのが常だと思うけど,依存していることに自身が気づいているか気づいていないかは大きな違いを生む.
正直なところ,気づかないうちに他者に依存している状況が一番幸せだと思う.その存在が当たり前,いなくなるなんてありえない,と思いながら日々を過ごせるなんて...素敵なこと.
一方で,他者に依存していることを自覚すると,良からぬ想像をはたらかせてしまう.それを失ってしまうことを想像したら,失うことへの恐怖心と戦うことになる.「この人がいなくなったらどうしよう」という不安との葛藤.この感情を味わいたくないから,自立しようと日々を頑張るわけです.
その人がいることで,自分1人ではたどり着けないような高さまで飛べるようになれることだってある.でも,ある程度の高さまで飛んでしまったときに,ふとその人がいなくなってしまったらどうなるだろう?自分1人で飛び続けることができるだろうか?それとも,自分で飛ぶことができずにそのまま落下してしまうのだろうか?落下して地面に叩きつけられるのは嫌なので,依存している中でも自立しようという志は忘れてはならない.
他者からもらうパワーは思っている以上に大きい.その大きさに,良くも悪くも圧倒されているのである.
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?