数学の捉え方

 今日は幾何学の勉強の中で,作図に関する問題を扱った.中でも,角の三等分方程式に関する話は面白かった.

 実はこの内容,恥ずかしながら私は初めて触れた.プリントを折る時に「三等分って難しいなー」と感じることはこれまでの人生で体験しているが,そこから「角の三等分ってどうやるんだろう」という疑問に今まで辿り着かなかったのはとても悔しい.こういう疑問に行き着かないあたり,まだまだ思考が浅いと感じる.

 私は中学校3年生から数学が得意科目であったけど,数学そのものの面白さを感じるというよりは,数学を使って問題を解くことに面白さ・楽しさを感じていた.数学を手段として捉える点は理学的視点よりも工学的視点であり,現に私は工学部出身である.理学部数学科に身を置く人たちは,どのような視点で数学に触れているのだろうか.単なる趣味?それとも意外と工学の要素が強かったりするのだろうか.

 最近やっている数学の勉強はまさに「数学を身につけるためのもの」であるから,工学的というよりは理学的に感じる.「問題が解ければいいや」から「なぜこの定理が成り立つのか」といった部分に重きをおいているので,これまでの人生で勉強してきた数学とは一味違って見える.その影響で,難しいと感じることがこれまでの数倍に増しているが,今の自分はそういう世界にいると考え,妥協せずに数学と向き合っていこう.その結果,今までとは違った面白さを体感できるといいなぁ.がんばろ.

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