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[PR CASH]PRキャッシュってなんだ?
このブログでしばしばわたしがコミュニケーションに関するコンサルティングを本業にしているとお伝えしてきましたが、ついに本業に関するコラムを始めたいと思います。
あらためまして、PRキャッシュの細川一成と申します。
このブログの著者名は「bmidvar」となっていますが、本業で使用しているわたしの名前は細川一成です。
そして肩書は「PRキャッシュ」。日本で唯一わたしだけが名乗っている肩書です。
今日は最初ですのでこのPRキャッシュについてお話ししたいと思います。
PR=パブリックリレーションズ
PRという言葉がちょっとした誤解とともに普及していて、実際には「アピール」や「プロモーション」ではなく、公共との関係構築であるというのは調べれば山のように出てきますよね。
PRキャッシュの「PR」はこれです。
企業や団体、組織が公共と良好な関係構築をおこなうことを指しています。
業界に詳しい方であればPRという言葉に対して、「広告ではなく記事や番組の本体として企業の情報を露出させること」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
また、昨今多いであろう理解では「お金をもらったインフルエンサーがお金を払ってくれた企業を持ち上げること」というものもあるでしょう。
これらはパブリックリレーションズのある側面を切り取ったものではあるものの、決してパブリックリレーションズとイコールではないとわたしは考えています。
PRキャッシュのPRはより大きな概念ってことになります。
昨今のPRトレンド
10年ほど前から世界最大の広告のお祭りである「カンヌライオンズ」に「PR部門」というのが創設され、それ以来PRは広告・宣伝の中の一つの機能として扱われることが多くなっていったように思います。
このお祭りではどちらかと言えば「企業が世の中にとって何か良いことをする」というようなニュアンスを含めてPRを語ることが多いように思います。「社会の課題をコミュニケーションによって解決する」というようなイメージでしょうか。
これはそのままここ10年のPRのトレンドにもなっていて、うまく社会課題を見つけ、企業の活動によってそれを徐々に解決していく、という動きが「PR」として世界中で行われるようになっています。
その一方で、多くのPR担当者が日々頭を悩ませているのは「自社が全然注目されない」「良いサービスを提供しているのに全然知名度がない」といった問題についてで、そしてその解決手段である「オウンドメディア」や「パブリシティ」をどのようにうまくやるか、ということも大きな業務テーマになっています。
PRキャッシュは日々の悩みを課題化し、解決の道筋を示す
世界的な「社会課題解決トレンド」と日々担当者を悩ませる「PR業務テーマ」は、実はPRというひとつの概念でつながってはいるものの、一見するとまったく異なるもののように思えます。
では「ひとつの概念」とはなんでしょうか?
それは自らが置かれている位置の周辺に存在するさまざまなもの・ことの問題点を見つけ、それを課題化し、解決のための戦略をつくり、具体的にコミュニケーション活動を行っていく、ということです。
PRキャッシュはこれらをまとめて行う役割です。
PRプランナーじゃないの???
なるほど、と思われた方もいらっしゃると思いますが、中には「それってPRプランナー」って人の役割なんじゃないの?とお感じになった方もいらっしゃるかもしれません。
PRプランナーとPRキャッシュがどのように違うのかについて、わたしはいろいろ考えを持っているのですが、複雑すぎてちょっとここでは簡単に語れません。
おいおいってことにさせてください。
一言で言うなら、公共性を明らかにしコミュニケーションリスクを洗い出したうえで情報発信プランニングを行い、情報そのもののプロデュースをするのがPRキャッシュだ、とさせておいてください。
いつもこのブログに来ていただいてるみなさまには「大切なNFL開幕の日にこいつは何を言いだすんだ?」とお感じのことと思いますが、それは別でやりますのでご期待ください。
今後こういったチャンネルもやっていこうと思っています。