事業を創る人の大作戦〜vol.3 はじめの1ミリ〜
2023年9月13日(水)12:00〜13:00 オンライン(Zoomウェビナー)
パネリスト・モデレーター・天の声
山田博一 NECソリューションイノベータ株式会社/FORTH公認ファシリテーター
宮木俊明 コニカミノルタ株式会社AccurioDXファウンダー/BMIA理事
草間隆人 株式会社日立製作所/BMIA認定コンサルタント・FORTH公認ファシリテーター
中川慎太郎 株式会社日立社会情報サービス/BMIA認定ジュニアコンサルタント
喜納真里子 株式会社日立社会情報サービス/BMIA認定ジュニアコンサルタント
主催:株式会社日立社会情報サービス/一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会(BMIA)
すべての人が1ミリずつ動いたら…!
みなさん、こんにちは。今回初登壇の山田博一です。
9月13日は、誰の目で見てもアレがアレしてアレとなることは確実という、ワクワク感となんとなくの胸騒ぎがする、そんな感情のなかでの開催となりました。
なぜ冒頭に“アレ”の話をしたかというと、テーマである“はじめの1ミリ”は、今年の阪神ファンの思いとシンクロするのではないかというやや無理やりな仮説のもと、そのワケをこのあと記載したいと思います。
そもそも今回のお題を検討するにあたって、このシリーズでお話されてきた“つながり”と“動く”については、企画メンバーの中でイメージがしっかりできてました。
その続きに向けてのディスカッションのなかで、“はじめの1ミリ”が加えれらたとき、対象世界がすごく広がったように感じたのです。
理由は、新規事業にかかわるプロジェクトメンバー、マネジメント層、スタッフといったそれぞれの立場の人が、はじめの1ミリ動いたらすごいんじゃないかという構図が思い浮かんだからです。
そのくらいいまの既存事業は、仕組みや教育や評価が最適化という名のガチガチにされていて、そんな環境や社員の育ちのなかで、新規事業も同じアプローチをしたら当然のことながら、スキルや能力に関係なくうまくいきませんよね。
このような現状を打破するには、個々人がこれまでの線をはみ出さないと、いつまでも同じ風景のなかで更新される情報だけを新規事業というラベルを変えただけの、既存タスクの中で処理することになってしまいます。
「好奇心」という名の自分軸を持て
パネリストの総意として、この状態を超えるには、結局個人の行動しかないということです。
これまでの、内から外に行ってみる、そして考える、そしてさらに行動する。
言うは簡単ですが、けっこうむずかしいです。
なぜなら、会社の軸から自分の軸を持ちつつ動くことが必要になるからです。
自分の軸とはなにか、それこそが個々人の好奇心です。
好奇心を持って1ミリ動くことで、軸ができ自分の意志を明確にしていくことができます。それが今回のウェビナーのメッセージでした。
これは実行者だけなく、マネジメントの方々にも言えることです。1ミリ外に出て、そこから見て感じた経験からマネジメントを再考する、これなくして事業創造は生み出されません。
スタッフ業務も同じですね。
そして1ミリ動いたら、次に自身の奥底から湧き出てくる、エネルギーの言語化にトライしましょう。そう、ほかのだれでもない、自分の言葉です。
身銭を切ることで見えること
宮木俊明さんの”DIY”(でろ、いけ、やれ)や、草間隆人さんがおっしゃっていたオープンイノベーション、そして私がお話しした身銭を切る活動を行えば、必ず見つかります。
ウェビナー内でお金の使い方で誤解を与えたかもしれないので、ここで追記させてください。
自分自身のことを考えるうえで、お金は良いリトマス試験紙になります。
一万、二万をいきなり使いなさいということではなく、千ベロ程度の金額で学びをおこす機会はいまやいくらでもありますので、身銭というツールを用いてどこに自分の心がアガるのかを探すのです。
ということで、ここまで読んでいただいた方からは、なにが阪神ファンと一緒やねんと思われたかもしれません。
新規事業のはじめの1ミリも、12日までの阪神ファンの気持ちも、ドキドキと不安でいっぱいです。
心からそうありたいと願うけど、でも「ほんとにできるのか? 」との交錯です。
「結果(優勝するかどうか)はどうなるかわからない」
でも
「結果がでなくても(優勝しなくても、悪態つきながらでも)応援し続ける」
なぜなら
「プロセスを楽しむ」ことができているから。
われわれ、新規事業にかかわるもののマインドセットとして、タイガースファンを見習いたいところ。 (まさか、みなさんはたった一回の失敗で諦めたりしてないですよね???)
今回参加いただいた方は、すでにはじめの1ミリは動き出しました。
あとはつながりと行動から、好奇心を明らかにしていって、仲間を増やし、新規事業という名のウネリを起こしていくだけです。
そのためにわれわれはBMIAを活用しています。
いま、ウェビナーに参加してくださったみなさんとリアルに会える場が持てないだろうかと検討しています。今回のウェビナーで皆さんから気づきをいただき、われわれも1ミリ動き出しました。
(もちろん、ランチタイムウェビナーも継続して開催します!)
まずは、次回、リアルでお会いできることを楽しみにしています。
(文責:山田博一)
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