たった2日間で新商品企画からビジネスプランまで!生成型AIと最新ツールを活用した超速ワークショップ
BMIA理事 大西眞由美
BMIAでは、会員企業様や会員の方からのリクエストに応じて、様々なセミナーや研修を開催しています。
今回、宮崎県延岡市にて開催されたワークショップ形式セミナーでは、「AIを駆使したビジネス戦略〜マーケティングとセールスの成功法則〜」と題し、生成型AI「ChatGPT」と新規ビジネスや商品開発を進めるための手法「THE INNOVATION MAZE」のプロセスに沿って、2日間で新商品企画からビジネスプラン、営業資料、WEBページのドラフトまでを完成させるという、超ハイスピード・ハイスペックなプログラムを実施しました。
土日開催にもかかわらず、中小企業3社から14名の参加者が集い、熱気あふれる2日間となりました。
私(大西)自身、以前はメーカーで商品開発を担当していたマーケッターでもあったこと、現在も中小企業診断士としてその分野でのご支援もしていることから、今回同行し、サポートさせていただきました。そこで得た学びや感じたことをレポートさせていただきます。
今回のセミナーでの学びのポイントは、3つです。
企画立案から営業ツール作成までを一気通貫で体験!
通常、商品開発には膨大な時間がかかります。ましてや、営業ツールの作成までとなると、さらなる時間を費やします。そのため、短時間で一気にこの内容を学べるセミナーは今までありませんでした。あったとしても、アウトラインの説明だけのものや、ステップごと、また各ツールにフォーカスをあてた、コンセプトの作り方、○○分析の仕方、○○手法の使い方など、個別テーマの内容が多く、それらを学んだあとに、いざ使うとなると、どこでどう使えばいいかがわからないといった現象も多々みられていました。
しかし、このセミナーでは、そのプロセスを2日間で体験できます。
各ステップでなにをするのか、どんなツールを使うとスムーズに進められるのかを明確に理解することができます。
とくに、マーケティング部門や商品開発部門を持たない中小企業にとって、社長や営業部などが効率的に商品開発を進めるためには、必見の内容です。
生成型AIやMiroで作業効率と意思決定を加速!
現代のスピード時代には、最新ツールの活用が不可欠です。
今回のセミナーでは、生成型AI「ChatGPT」と同時作業・履歴が見えるツール「Miro」を使用しました。その結果、作業時間の短縮 ・意思決定の迅速化を実現しました。
実際に、参加者のほとんどの方がChatGPTやMiroを使ったことがないにもかかわらず、「AIを活用した事業計画立案の効率化を体験できた」「Miroの使い方やchat GPTプロンプトによる事業作成プロセスを体験できた」と、事後アンケートでは、高い評価をいただき、今後も使っていきたいという意気込みもお聞かせいただきました。
それにも増して、さらなる気づきがありました。
生成型AIはあくまでツール、真の価値はディスカッションから生まれる
ChatGPTは、商品提案や顧客提案を作成するうえで強力なツールですが、それ単独では革新的なアイデアを生み出すことはできません。
今回のセミナーは、3社合同で行ったことで、背景や社風の違う社員同士が混合でディスカッションをすることができました。その結果、自分では気づかなかった自社の強みが認識でき、また違う視点からのアドバイスも受けることができたため、より一層の新しいアイデアや新たな価値を生み出すことができました。
受講者されたみなさんからは、この講座をこんなふうに推薦したい!とコメントいただきました。
今後の展望
今回のセミナーで、特に参加者の皆様に大きなインパクトを与えたのが、AIの活用でした。
AIのみならず、さらに今回のセミナーには、当協会(BMIA)で日頃からご紹介している世界標準の効果的なツールやプロセス、三宅泰世講師の現場での経験に基づいた実践的な教材も盛り込んで、参加者同士の交流ができるよう工夫を凝らしました。
その結果、以下のような成果をあげることができました。
AIの可能性を体感することで、活用意欲が高まった
商品開発、さらには事業展開に必要な知識とスキルを習得した
他の企業との交流を通じて、新たな視点やアイデアを得ただけでなく、今後協業の可能性をも生み出した
この学びが、今後実践され、未来を切り開くビジネスが創造されれば、当協会の果たす役割は大きいと感じますし、今回のセミナーでは、その第一歩になった手ごたえを感じました。
今回のセミナーは、講師である三宅泰世常務理事の実践経験に基づいて構築されたプログラムですが、BMIAではさらなる進化を目指しています。
より実践的な内容への工夫、参加者同士の交流を促進することで、より効果的な学びの場を提供します。
「新しい商品開発・事業展開に挑戦したい!」 「AIを活用した効率的な商品開発を学びたい!」という方は、ぜひ、BMIA(担当:大西 info@bmia.jp )までご連絡ください。