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リモートワーク時代に必読の一冊!オンラインでイノベーションを起こす方法を学べる書籍のクラウドファンディングが始まりました

1. はじめに


こんにちは、ハイブリッド・イノベーションの専門家、山本伸(BMIA常務理事:FORTHイノベーション・メソッドマスターファシリテーター)です。

自分は日々、さまざまな企業や組織、特に製薬企業や医療・ヘルスケアに参入したい異業種組織のイノベーションの支援をしています。

イノベーションとは、新しい価値を創造し、社会に広めることです。

イノベーションは、私たちの生活や仕事をより良くするだけでなく、未来に向けて希望を持つことができる重要な要素です。

しかし、イノベーションは簡単なことではありません。

特に、コロナ禍でリモートワークやオンライン会議が増えた現在では、チームでアイデアを出したり、共感したり、試したりすることが難しくなっています。

オンラインでは、コミュニケーションやコラボレーションがうまくいかないことも多く、イノベーションのプロセスが停滞したり、失敗したりするリスクが高まっています。

そこで、私はあなたに一冊の本を紹介したいと思います。
その本とは・・・

「Online Innovation: Tools, Techniques, Methods and Rules to Innovate Online」

この本は、オランダのイノベーションの世界的権威であるGijs van Wulfen氏とその仲間たちが書いたもので、オンラインでイノベーションを起こすための具体的な方法や手法を紹介しています。

実は、本書はオランダで2022年2月に発売されたばかりの新刊で、日本ではまだ翻訳されていません。

しかし、私はこの本が日本でも読まれるべきだと思っています。
なぜなら、この本は、リモートでもオフラインでもイノベーションを起こすための実践的な知識やスキルを提供してくれるからです。

この本には、オンラインで使用できる25種類のイノベーション・ツールや10種類のイノベーション・メソッドが紹介されており、それらを組み合わせて自分に合ったオンライン・イノベーション・ジャーニーを作ることができます。

また、この本は、オンライン・イノベーションの落とし穴や成功事例も分かりやすく解説しており、オンライン・イノベーションのエキスパートになるための必読書です。

 2. 何が特徴的なのか?

この本の中で特に注目すべき点は、以下の3つです。

①オンライン・イノベーション・ジャーニーの構造化

この本では、オンラインでイノベーションを起こすためには、以下の5つのステップを踏むことが必要だと説明しています。

  1. フォーカス (FOCUS):イノベーションの目的や方向性を明確にする

  2. オブザーブ (OBSERVE):顧客や市場のニーズやインサイトを探る

  3. アイデート (IDEATE):多くのアイデアを発想し、評価し、選択する

  4. プロトタイプ (PROTOTYPE):アイデアを具体化し、テストし、改善する

  5. ピッチ (PITCH):アイデアを実現するためのプランや資源を獲得する

これらのステップは、オフラインでも有効ですが、オンライン環境下では特に重要です。

なぜなら、オンラインでは、チームメンバーのコミットメントやエネルギーを長時間、維持することが難しいからです。

この本では、各ステップにおいて、どのようなオンライン・ツールやテクニックを使うと効果的か、どのようなオンライン・ミーティングの設計やファシリテーションが必要か、具体的に示しています。

②オンライン・イノベーション・ツールとメソッドの多様性

この本では、オンラインで使用できる25種類のイノベーション・ツールと10種類のイノベーション・メソッドが紹介されています。

これらは、オンライン・イノベーションのプロである著者たちが実際に使っているもので、それぞれにメリットやデメリットがあります。

この本では、それらをシステマティックに整理し、比較し、選択する方法を教えてくれます。

また、それらを組み合わせて自分に合ったオンライン・イノベーション・ジャーニーを作る方法も教えてくれます。

この本は、オンライン・イノベーションの宝箱と言えるでしょう。

③オンライン・イノベーションの落とし穴と成功事例の共有

この本では、オンラインでイノベーションを起こす際に避けるべき10個の落とし穴も紹介されています。たとえば、・・・

  • オンライン・セッションが長すぎる

  • オンライン・セッションが退屈でエネルギーが低い

  • オンライン・セッションで全員が参加しない

  • オンライン・セッションで意見が衝突する

  • オンライン・セッションで決定が下せない

などです。
これらの落とし穴は、オフラインでも起こり得ますが、オンラインでは特に深刻です。

この本では、これらの落とし穴を回避するための対策やコツを教えてくれます。

また、この本では、オンラインでイノベーションを成功させた事例、それを阻む壁や心理的要因も多数紹介されています。

たとえば、・・・

  • ミラノ市は、食品廃棄物を削減するために、地元の公的機関や民間団体と協力して、「ミラノ・フード・ポリシー」を開発した。これには、オンラインの「サーキュラーデザインツールキット(イノベーションジャーニーの4つのフェーズに対応したテンプレート)」が活用された。

  • 持続可能な学習と開発について研究しているInseadの准教授Gianpiero Petriglieriと、職場のウェルビーイングとチームワークの有効性について研究しているクレムソン大学の准教授Marissa Shufflerが行ったBBC Worklifeでのインタビュー

  • フィリップモリス社が、コロナ禍で国を超えたオンラインのイノベーションプロジェクトをFORTHメソッドのオンライン版で推進できた。

などです。

これらの事例は、オンラインでイノベーションを起こすためにはどのような方法や手法を使ったか、どのような成果や効果があったか、具体的に示してくれます。

この本は、オンライン・イノベーションの参考書と言えるでしょう。

本書の目次は、以下の通りです(逐語訳は筆者の判断で付加)

全部で11章

3.まとめ

以上が、「Online Innovation: Tools, Techniques, Methods and Rules to Innovate Online」の内容の一部です。

この本は、リモートワーク時代に必読の一冊です。

この本を読めば、オンラインでイノベーションを起こすための知識やスキルを身につけることができます。

また、この本は、オフラインでもイノベーションを起こすための参考になります。

この本は、イノベーションに関心のあるすべての人におすすめです。

しかし、残念なことに、この本はまだ日本語に翻訳されていません。

私はこの本が日本でも読まれるべきだと思っています。

そこで、私は「毎日リモート会議で、ZoomやTeamsなどの使い方がわからない上司や高齢社員にイライラしている」あなたにお願いがあります。

それは、この本の翻訳出版のクラウドファンディングに参加してくれることです。

このクラウドファンディングは、一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会(BMIA)が主催しています。

BMIAは、ビジネスモデル、デザイン思考やイノベーションの手法の普及や教育に取り組んでいる団体です。

BMIAは、この本の前作「イノベーションの迷路」もクラウドファンディングで日本語版を出版したのです。

この本の日本語版のクラウドファンディングは、以下のページで実施されています。
https://greenfunding.jp/thousandsofbooks/projects/7025

このクラウドファンディングに参加すると、以下のメリットがあります。

  • この本の日本語版(紙 or 電子)を先行予約できる

  • この本の日本語版に自分の名前を掲載できる

  • この本の著者や翻訳者とオンラインで交流できる

  • 書籍の内容に基づいたオンライン・イノベーション・ワークショップに参加できる

  • 書籍で紹介されているツールのオンライン・テンプレートがもらえる

などです。

このクラウドファンディングは、5月16日までに目標金額を達成しなければなりません。

もし、あなたがこの本に興味があるなら、ぜひこのクラウドファンディングに参加してください。

あなたのご支援が、この本の日本語版の出版を実現することになります。

私は、この本が日本でも多くの人に読まれて、オンラインでイノベーションを起こすための知識やスキルが広まることを願っています。

そして私は、この本が日本でも多くのイノベーションを生み出すことに貢献することを信じています。

この本が日本でも多くの希望を持つことに繋がることを確信しています。

あなたも、オンラインでイノベーションを起こすための必読書「ハイブリッド・イノベーション(原題:Online Innovation: Tools, Techniques, Methods and Rules to Innovate Online)」のクラウドファンディングに参加してください。

あなたの一歩が、日本のイノベーションの未来を変えるかもしれません。よろしくお願いします。🙏


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