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レコードプレーヤーのピッチがおかしかったので自分で直した話

最近ではもっぱらSpotify(サブスク解禁してないアーティストもいるのでウォークマンと併用)で音楽を聴いてる自分ですが、やはり気に入ったアルバムはCDなりレコードなりで形ある状態で持っておきたいもの。

ということで、先日もストリートスライダーズの「天使たち」を聴いておりました。

が、なんか様子がヘンです…

我が家のプレーヤーで再生した音↓


原曲↓

聴き比べてもらえれば一目(一耳?)瞭然ですが、プレーヤーの方が若干ピッチが高くなってるんですよね。
半音とまでいかずとも、1/4音くらい。
(厳密に言えば、原音の周波数に対して、2^(1/24)倍くらいの周波数で聴こえる)
非常に気持ち悪い。これでは、せっかくのレコードが台無しです。

ということで説明書を読みながらピッチを直そうとしたのですが、説明書にはピッチ補正のやり方が書いてないんですよね。

ということで備忘録も兼ねてピッチの直し方を書いておこうと思います。

我が家で使っているのはDenonのDP-29Fというモデル。
オーディオ界隈は疎いので分かりませんが、ごく普通のプレーヤーかと思われます。

ピッチが高いというのはターンテーブルの回転速度が速すぎるいうこと。
ということは、ターンテーブルの回転速度をゆっくりに出来れば良い。

調べると、本体の裏面に回転速度を調整できる穴が空いていることが判明しました。

ターンテーブル裏の回転速度を調整する穴(分かりづらい)


ここに1.4mmの精密ドライバーを突っ込んで、ネジを反時計回りに回せば回転数がゆっくりになるとのこと。
精密ドライバーが無かったので、近所のダイソーに言って調達しました。
帰宅後、穴を見つけてドライバーを突っ込んで適当に反時計回りに回します。
ネジ頭がスポンジのようなもので覆われていますが、構わず回します。意外と簡単じゃん。

ということで、補正した後の音がこちら↓

いやいや、ピッチ下がりすぎじゃん。むしろ悪化してるし。
やっぱり慣れないことはするもんじゃないですね。

3年前にギターのピックアップ交換を自分で行った結果、音が出なくなり、工房でリペアを頼むということがあったのを思い出しました。
思えばあの時も暑い夏の日でした。
夏は僕に機械いじりをさせようとする。そして機械は動かなくなる。巡る季節のように同じ過ちを何度も繰り返す。

…どうせ持って行くならもう少し試行錯誤しても良いのでは?と思い、ドライバーを突っ込んで回して…を繰り返します。

最初と比べると大分原曲のピッチに近づいたのでは?これなら許容範囲かと思います。

少し手間がかかりましたが、こうした手間も含めてレコードの醍醐味だと自分に言い聞かせています。

⚫︎今週の予想⚫︎
中京記念
◎サブライムアンセム
夏は牝馬。ゲートさえちゃんと出ればここでも上位争い可能と見る。

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