いつものように

20230616の記録と1日一句と詩で書いた詩を元にして書いた詩です。跡形もないですけど。

おはよう

タイマーより先に起きて
缶コーヒーと野菜ジュースを飲む
厚切りのフレンチトーストを食べて
仕事に出かける
コンビニに行き
プロテインドリンクを買う
仕事場に着いて
ラジオを聴きながら
入浴介助の仕事をする
ぐったりと疲れ
休憩中にパンを食べながら
一日の記録を書き
再び入浴介助の仕事をして
自分の一日の仕事を終える
家に帰り
疲れ果てて
夕食を摂る
シャワーを浴びることもあれば
たまに銭湯に行って
湯船とサウナを行き来する
長い帰り道を
歩いて帰る
家に帰れば家計簿を付け
小さな四角の画面を見る
気になれば
疑問を呈し
眠くなれば
寝るだけである

おやすみ
これが自分の仕事がある日の一例

休みはね

少し遅く起きて
缶コーヒーと野菜ジュースを飲む
パソコンをつけて
ネット経由でラジオを聴く
パンを食べて
洗濯をする
コインランドリーで乾燥させて
近くのコンビニのイートインで記録を書く
コインランドリーに戻って洗濯物をたたみ
家に帰る
残った記録を書くか考えて
どこかにふらっと出かける
コーヒーチェーンに行って残りを書き
外で食事をして
銭湯で湯船とサウナを行き来する
たまに好きな野球チームを応援するし
余裕があれば本も読む
好きな人と過ごすときもある
ここからは仕事があるときと変わらない
長い帰り道を
歩いて帰る
家に帰れば家計簿を付け
小さな四角の画面を見る
気になれば
疑問を呈し
眠くなれば
寝るだけである

おやすみ
これが自分の休日の一例

だけどこれが
マイノリティというだけで
意味が全く変わってくるんじゃないかって
今とても危惧しているんだ

いつものように
いつものように
ただそれだけなのに
得体の知れない
怪物を見るような目で見られていて
いつのまにか
いつのまにか
政治にあなたたちは弁えるように言われて
まるで悪いことをしたかのように
蔑んだ目でこちらを見ている

いつものように
いつものように
ただそれだけなのに
変わらない日常を生きていても
多数者に配慮しなさいと言われてしまうみたい
いつのまにか
いつのまにか
社会にデマと陰謀に毒された人間どもが出て来て
路上や四角い画面の向こうで暴れて
言葉で殺すことも厭わないでいるのだ

しかしこの国では
イベントのときだけワイワイして
困ったときにだんまりなのか
何がそんなに気掛かりなんだ
政治か
社会か
生活か
何だ

いつものように
いつものように
生きているだけだ
生きているだけで

こんなにも
こんなにも
息が苦しくなるのか
多数者と違うだけで
こんなにも
こんなにも
日陰に居なければいけないのか
日向に居てはいけないのか

実際そうではないけれど
そんな気持ちになるんだ

生きているだけだ
生きているだけだ
いつものように
いつものように

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