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「追う恋愛」を語る

私はどういうわけか、今も昔も恋愛相談に乗る事が多い。恋愛経験があるか無いかで言えば断然無い寄り(今の彼女と、高2の時に一瞬だけ付き合っていた別の人ぐらい)なので出来るアドバイス等そんなには…と思いながらも、聞くだけでも相手が少しは楽になると思い、聞くだけ聞くようにはしている。
その度に考えるのが、結局「追う側」と「追われる側」どちらを目指すかという話だ。今回は私の主観ではあるが、この難しい議題について、「追う側」をメインとして語りたい。

Instagram等で推奨されているのはいつも「追われる側」であり、皆もよくそちらを目指している。一方で「追う側」はというと、「疲れる」「しんどい」「やめたい」等々、評価は散々も散々である。
私はそんな「追う側」を何年もやってきた身であるが、まず間違い無く断言出来るのは、実際身体に負担がかからないのは確実に「追われる側」である、という事。結果が出なくても過程での成長が自身の身を助けると何度も言い聞かせたとて、どこかで結果が出ていない現状がつらくなってくる。私も幾度と無く、あまりにも手応えが無さすぎるが為に、いい加減別の道を考えないか?と自問した。

ただ、諦めがとてつもなく悪い性分と、自身にとって今の彼女以上に魅力がある異性が見つかると到底思えなかったのとで、別の道を考える度「この道を諦めたら必ず一生後悔する」と自答した。相手の長所のみならず短所も出来る限り知った上で、何度考えても「それでも追いたい」と思うのであれば、追えるだけ追うのが一番だと考える。中途半端に別の道に行ってから元の道を思い出してしまうとなると、自分の為にも別の道で出会った相手の為にもならない。
「追う恋愛」というのは何度も自身に考える機会をくれる。それにより成就した時の喜びと充実は計り知れない。

単に漠然と彼氏彼女が欲しいのであれば「追う側」は厳しい。何故ならずっと出来ずに時が過ぎる。結婚相手、生涯を共にするパートナーが欲しいのであれば、より良い相手を選べるという意味で、長い目で見ると「追う側」は凄く得なのでは、と経験上考えている。無論、何年もの下積み期間を経る覚悟は必要だが…これも未来の為の投資だ。

【余談】
これは今回の記事を書きながら思った事。10年近く追い続けていた私も私だが、彼女側もよくそのような長期間追われ続けてくれたものである。私の立場でこう言うのもなんだが、よく「もういい加減にして!」ってならなかったね、と言いたくなる。

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