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けったいな町医者

奇天烈な町医者のリアルなお話

高齢者の在宅支援の仕事に就いているので、この映画はやっぱり観たいなと思い、映画館に足を運びました。

けったいな町医者として奇天烈なDr.長尾和宏さんが神戸の下町?尼崎を駆け回り、他のDr.が言えないけれど言いたいことを言いながら己の信念に従って、患者を診る在宅医療を展開し続ける。人間臭さ全開で、ありのまま的に画面に登場されています。

観る前は「どうせお医者さんやし…頭もいいやろうし、お金持ちやろうし、自己顕示と思惑も???」などなど、先入観ありありで観にいきました。

全編通して、全てひっくるめてオープンに語る姿は嫌になるぎりぎり手前まで人間臭さを感じました。特に後半、自宅で急逝した患者さんを前にした主人公の様子はこれが人間の医師としてのリアルなんだなと。この先生が思いを達成するための思惑はありやなあと映画終盤には頑張ってほしいなと応援モードに入ってました。なんだかやられた感いっぱいでしたが。

どこで・どんな最後を迎えるか?

日本中で高齢化がすすむ中、どこで、どのようにして亡くなるかは身近な問題となっています。若い世代の人にとってもちょっと視野を広げるだけで親戚や近所に高齢者はいるはずです。身近に高齢者がいればその人の死に立ち会うこともあるでしょう。

同情とか、かわいそうとかいう感情ではなく、いつかは死ぬことを前提に必要な医療を受ける選択をしなければならない時がきます。いつか自分たちが年老いた体の扱いにとまどうという体験をする日がくるのです。他人事ではなく、自分らしくその時を迎えるためどんな医療を選択するか早い段階で情報を得て置くべきだと思います。

今の自分にとっては両親に両親らしい最後を迎えさせてあげたいな、そのためには子供としてどんなことができるのかを考え、仕事で関わるDr.達はどんな風に捉えるのかな?と、考えさせてもらえた映画でした。

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映画の「けったいな町医者」のサイトはこちらです。長尾先生のブログはこちらです。




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