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企画ができる人は存在するが、企画ができない人は存在しない
◉もし企画ができないと思ってるならばそれは知識とやり方をしらないだけ
いきなりの決めつけでなんですが、企画者として生きてきた私が言うので多少はハマってるのではないかと思います。
以前にも、企画は難しくない。誰にでもできること。という記事を書きましたが、結構興味を持って見ていただいたようなのでもう少し深堀してみたいと思います。
いわゆるセンスもそうなんですが、ある程度はやり方があるんですね。ですので、それを今回もとりとめもなく書いていきたいと思います。
◉まずは物事を広く浅く知ることから。知識をためよう
とりあえず興味があるものからないものでまで雑食的に知識をためることがスタートです。
やり方は特別なことはないです。毎朝スマホでヤフーニュースを開きます。たいていの人は自分の好きなタレントや興味のある記事を見ると思いますが、そこをこらえて目の前のカテゴリの全ての記事を読むことです。
これで強制的にある程度の知識はまんべんなく入ってきます。
情報の取り方というのは、ネットやスマホの発達で効率よく取れるようになったのですが、実はcookieを切らない限り自分の過去の好みに適した情報が優先的に出てたりしてきます。能動的に情報にアプローチしているようで実は情報発信者に制御されたりってことも。そうすると、狭い範囲の情報しかいつの間にか触れることがないという状況になります。
そういう点でいうと、テレビとか雑誌って受動的なのですが嫌でも興味の無い、好きでもない情報が入ってきます。
例えば、何度かこういう経験がある方もおられると思いますが、テレビや雑誌をだらだらと見ていながらも突然目にしたコンテンツやCMなどが気になって今まで全く興味がなかった情報なのに突然興味が出てくる。
こういった情報の一期一会は意外と手近なアナログメディアの方が効率がよかったりします。
しかも私はあえてオワコンと呼ばれてる雑誌を最近見直しています。
宝島社の雑誌みたいな付録付きで売ってる雑誌ではなく、付録に頼らずコンテンツの力だけで勝負している雑誌はどんどん淘汰されていって、現在残ってる雑誌の一部はさらにコンテンツや映像美が進化されていっています。
雑誌は、あるターゲットやコンセプトに基づいて情報を整理、ブラッシュアップされていますので、実は効率よく質の高い情報なんですね。
ネットやSNSの情報も面白いのですが、肌感覚で90%は結局誰かの劣化コピーや情報ソースが明らかでない謎情報なのでそこは注意してます。
とりあえずは、できれば質の高い情報を浅く広く集めましょうということです。
◉企画とは独自性ではなく、ただの情報の切り方
これがほぼ答えみたいなものです。
その辺に落ちている草や石ころに意味性や価値を持たせること。
これができれば企画ができたということです。
日本人は、中世文化から落語などで、「見立てる」ということができる、わかる素養が整ってますので、そもそもいろんなものに意味性を持たせることはできるわけです。
とはいっても何を突然言ってるの?という方もおられると思いますので
いくつか私が好きな情報の切り方を紹介します。
1 貧乳 → シンデレラバスト
2 エロ親父 → ちょいワルオヤジ
3 スマホで買取 → 目の前のものが一瞬で現金に変わる
既成概念でネガティブだった言葉や、まったくインパクトがない言葉、つまり草や石ころレベルの情報ですが切り方を変えることで一気に企画性の高いワーディングになっています。
ちなみに、上の3つについては以下です
1は、feastという小さなお胸の女性専用のブランド
2は、ご存知LEON
3は、昨年一瞬で話題になったCASHというスマホ買取アプリ
以前の記事で、企画は言葉を紡ぐことと言いましたが、やはり言葉を紡ぐということはまず第一歩です。
どんどんブレストや会議などでも言葉を作って発言していくこと。
そのために、会社の行き帰りなどで「いきなり一人大喜利!」などをやって言葉を回すことを週間にすると、簡単に言葉は紡ぐことができます。
せっかくなので楽しんで言葉を紡いで、企画の第一歩を踏み出しましょう。
言葉が分からない、作れない人は基本的にはいませんよね。
だから、企画ができる人は存在するが、企画ができない人は存在しないってことです。