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都市と河川と生活の隙間
先日釣りに行った橋梁下は確かに小魚が潜んでいそうな風情ではあったが、電車が往復する轟音にかなりの体力を削られた。音に対して過敏な傾向の有る私は、今後は橋梁の種類も考慮に入れる必要があるだろう。
それとは別に構図は面白い場所であった。橋梁の遠近感と裏側の構造。本来は望ましくないのだろうが、錆の滴る鉄骨は経年の迫力を物語る。
それにしても驚いたのは河川敷のゴミの少なさだ。前回釣りをした、ここより上流の橋梁下ではうんざりするほどゴミが拾えた。管理の行き届いている海浜公園でもどこかしらにゴミが落ちている。
なのにここは煮沸消毒したかのようにゴミが落ちていない。道路脇のフェンスの裏にはペットボトルとレジ袋が散乱し、川には紫の光沢が流れているのに。
おそらくこの橋梁近辺にブルーシートハウスが点在してることも無関係ではないだろう。いやだからこそ橋梁下は徹底的に清掃されているのではないだろうか。
彩度の乏しい空と相まって、今一つ高揚感の少ない釣行だった。よく晴れた日に写真だけ撮りにまた来よう。
今日の英語:Rust