舌先に触れて生きる実感
洗って干さず、使って磨く。日々の習慣が寿命を伸ばす。
私は歯を磨くのに時間がかかる。歯の表面が滑らかになって奥歯の挟まりが無くなったを確認できるまで磨くからだ。それは健康のためというより感覚的に落ち着かないからだ。
朝昼はそこまででもないが、夜寝る前に歯がザラザラしたままだと落ち着かない。どんなに眠くても歯だけは磨く。お陰でこの5年ほどは虫歯もなく歯科医院に行っていない。
だが元から私は歯磨きについて意識が高かった訳ではない。かつては親知らずが上下左右計4本はえていたのだが、いまは下左右計2本しかない。噛み合わせが悪いにも関わらず磨きが足りなかったので、虫歯になって抜いてしまったのだ。以来しっかり磨くように心掛けていたら、今では磨けていないと落ち着かないようになってしまった。
いつか磨り減り抜け落ち去っていく。その日までは珠の如く磨き続ける。
今日の英語:Dentifrice