私の手は木綿で拭う
私は以前より手ぬぐいを持ち歩いている。一般的にはハンカチなのだろうが、吸水と色柄のバリエーションから多少かさばっても手ぬぐいをカバンに入れている。
COVID-19の流行により、公共のトイレからジェットタオルが撤去された。常より手を乾かすには半端な器機だとは思っていたが、実際は感染症を散布していたとあっては苦笑しかない。しかしその代替えとしてペーパータオルが設置されるようになった。電力の消費をやめた次には使い捨ての紙かと思わずにはいられない。
実際、公共の場にあるペーパータオルが清潔であるかは疑問だ。私は職場のトイレを週一回当番で掃除するのだが、ペーパータオルの使われ方の汚いこと。おそらく濡れたままの手でペーパーを取る人間が多いのだろう、半日でペーパーのケースの底に水が溜まっているのだ。洗った後の手でペーパーを取るのだからそう汚い水ではないのだろうが、それを見た後では大いに抵抗を感じてしまう。せめて手の水を切ってからペーパーを取れないものか。
そういうわけで私は制服のポケットにも頑なに手ぬぐいを入れている。自分の手は自分の布で拭くのが一番だ。
今日の英語:Hand towel