綿の四角形との長い付き合い
三つ子の魂百までと言うが、実際その通りであると思う。
私はハンカチを持ち歩く。外出先で手を洗った後に布でしっかり拭き取らないと落ち着かない。自然乾燥だとネバつきが残るような気がするし、ペーパータオルはもったいなくて気が引ける。やはり綿のハンカチがしっくりくる。
このハンカチを持ち歩く習慣であるが、遡れば義務教育の前になる。私が通っていた保育園では週に1回、毎週月曜日に3項目の点検があった。それは顔を洗ってきたか、爪を切ってきたか、ハンカチ・ティッシュを持ってきているか、だ。忘れても特にペナルティもなく「来週はちゃんとしましょうね」くらいだった。しかしこのハンカチ・ティッシュを持ち歩くという習慣がしっかり私に根を張って、手洗い時のハンカチと何かあった時のためのティッシュは今も習慣付いている。現代では忘れても「やや不便」程度で困ることも少ないのだが、やはりハンカチが鞄に入っていないと落ち着かない。
今はハンカチではなく手拭いを持ち歩くことの方が多いが、綿製品は私の気質に合っているのだろう、日々欠かさずそれで手を拭いている。
今日の英語:Handkerchief