治まらぬ肋骨内の振動 #2

市販の咳止め:効果なし
処方薬の吸入剤:気休め
アレルギー検査の結果:これといったアレルゲンは発見されず

 この約2年ほど、1~3月頃に咳の症状に悩まされてきた。町のクリニックでも総合病院の呼吸器内科でも解決できなかった。なので今回は漢方内科を頼ることしにした。漢方ならばせめて咳症状だけでも軽くすることが出来るのではないかと考えたのだ。
 ネットで検索したところ、私の自転車行動範囲の中に呼吸器科と漢方内科を標榜しているクリニックを発見。さっそく今日受診を試みた。受付で咳の症状を伝えたところ、じわりと警戒された。この時勢だ仕方ない。しかしCOVID-19の可能性は低いことを訴えるとスムーズに受診となった。熱がないこと味覚はあること、何より血中酸素飽和度が正常であることが決め手となった。今は一家に一台体温計とパルスオキシメータが必要な時代なのかもしれない。
 医師の診察。症状が出る時期とタイミング、そして受診歴を説明する。こんな曖昧なステータスに病名が付くかと自身疑心暗鬼だったのだが、医師の鑑別は早かった。
 寒冷アレルギー
 私の病名は温度差を原因とする寒冷アレルギーだと言う。……そんな疾患が存在するのか?いやでも日光やミクロン単位の粉塵がアレルゲンになることもあるのだから、小学生でも計測可能な温度がアレルゲンとなっても不思議ではない。いやしかし温度のような具体的な物質ではないものが私のアレルゲン……?
 だが確かに寒い場所から暖かい屋内へ入った時が最も咳が出る。薬を処方してもらいまず一週間様子をみることにした。珍妙であっても病名があれば対処も出来る。いざ百戦危うからずとなりますように。


今日の英語:Cough

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