その感動はコルクより軽い
私の職場は拘束時間が長いため、帰宅はテレビのゴールデンタイムの後半か終わる頃になることが多い。テレビ番組が最も盛り上がる時間帯であるが、別に観られなくて困ったり残念だったりということはない。
私はバラエティで多用されるエフェクト、特に「人の声」のエフェクトが苦手だ。大した秘密でもないのに一々『え~?!』を聞かされるとげんなりする。まだ「笑い声」のエフェクトは堪えられる。笑いのタイミングは人によって違って当たり前だから、私の笑いどころでないタイミングで大爆笑が起きても別に苦痛ではない。だが「驚き」は堪えられない。最近は苦痛を通り越して生理的嫌悪すらある。
もう番組を製作をする人間も麻痺しているのだろう。だが何故たかだか俳優に友人がいる程度のことで一斉に驚愕しなければならないのだ。安易な『え~?!』を繰り返し聞かされていると白痴の集団に囲まれているようで気色悪くなる。
なので私が観るテレビ番組は音声エフェクトの無いものに片寄る。驚く瞬間は私が決める、感心や感動を強制するな。
今日の英語:Sound effect