無意識が習慣を発生させる

 私が自転車に乗る時はほぼ当然ズボンを穿いており、その鍵はズボンの右後ろポケットに入れることが多い。
 しかし無意識にポケットに入れてしまうため見失うことも多い。鍵をどこにしまったか忘れた時、何故だか探す第一候補に後ろポケットが上がってこない。また今の鍵につけているキーホルダーもコインのように薄いため存在感がなく、ズボンの生地の上から触っただけでは判らないこともある。
 なので混乱回避のためには無意識ではなく意識して、私はここに鍵を入れる、という動作をしなくてはならない。
 しかし厄介なのはトイレでズボンを下ろす必要があることだ。今まで何回かズボンを下ろす際に鍵をトイレの床に落としてしまったことがある。幸運にも便器の中に落としたことはないが、屋外の公衆トイレであれば悲惨な事態になりかねない。
 自転車で外出中にトイレに行く時は、自転車の鍵をカバンに入れて、用を足して手を洗って、鍵をズボンの右後ろのポケットに入れ直す、というルーティンを自らに課している。
 いつから自分にそんな癖がついて習慣が生まれたかは不明だが、とりあえず今のところ鍵を失くす事態には陥っていない。



今日の英語:Pocket

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