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アルバム紹介1.motörhead-motörhead
こんにちは、如何お過ごしでしょうか。
今回は、私の好きなアルバムと個人的に好きな曲について幾つか書いていこうと思います。
これからシリーズ化していくであろうアルバム紹介の第1弾は、motörheadの1stアルバム(諸説あり)"motörhead"です。
諸説ありとはどういうことかと言うと、彼らはこのアルバムよりも前に1枚、スタジオアルバムを作成していたのですが、諸般の事情から発売が遅れてしまったため、発売順で考えると1stでは無いがレコーディングされた時期で考えると1stである、という状態になってしまっている、という訳なんですね。
そもそもモーターヘッドとはどのようなバンドなのかと言いますと...
モーターヘッド (英語: Motörhead) は、イングランドのロックバンド。
同国のミュージシャン レミー・キルミスターを中心に、同氏が亡くなるまで40年間活動した。HR/HMが確立する過渡期において、特にスラッシュ/ハードコアの分野に大きな影響を与えた。バンド名の由来は「ホークウインド」の同名の曲から。世界での売り上げ枚数は1500万枚を超えている。
バンドの音楽性
デビューから40年間一貫して、大音量かつハイスピードの爆走型ロックンロールをその音楽性の軸として活動しており、スラッシュメタル、ハードコア・パンクなどが出現する遥か以前から、それらの音楽性を包括するサウンドを展開してきた。 ーWikipediaより引用
まあ、非常に分類が難しい音楽性のバンドですね。初期5枚のスタジオアルバムまでに関して言えば、私はブルースパンクと形容しています。ちなみにレミー本人は一貫して、モーターヘッドはロックンロールバンドだと主張していました。
さて、収録されている曲に関してですが、この後の彼らのスタジオアルバムに比べるとベースの音量が控えめで、よりパンキッシュで埃っぽい雰囲気だと私は思います。
Lineup
Ian Flazer "Lemmy" Kilmister -Bass/Read vocal
Edward Alan "Fast Eddie" Clarke -Guitar/Backing vocal/co-Read vocal(on track13)
Philip John "Philthy Animal" Taylor -Drums
#1.motörhead
Hawkwindのカバー。オリジナルはアルバム"warrior on the edge of time"収録。
レミーが同バンド在籍時に書いた曲。原曲はベースラインが単音弾き中心だったり、サックスやストリングスを用いたホークウィンドらしい浮遊感のある曲調。それに対し、このバージョンはモーターヘッドらしいシンプル且つ直線的なロックンロールとなっている。ベースラインは終始パワーコードで、強烈な歪みと共に既にレミーの特徴的なベースサウンドが確立している。因みにモーターヘッドという言葉は覚せい剤中毒(スピードフリーク)という意味のスラングらしい。
#2.vibrator
A、D、Eの典型的な3コードを用いた軽快なロックンロール。ギターの音がシングルコイルピックアップっぽく聴こえるが、当時はまだファストエディクラークはSSS配列のストラトキャスターを使っていたのだろうか。
#4.Iron Horse/Born To lose
特徴的なドラムフレーズとAマイナーペンタトニックをなぞったギターリフで始まる、比較的スローテンポなナンバー。非常にブルージーで、個人的にはこのアルバムに収録されている中でもかなり好きでな曲ある。
#8.The train Kept A Rollin'
Tiny Bradshawのカバー。私はこの記事の作成にあたって調べるまで、The Yardbirdsがオリジナルだと思っていた。様々なロックアーティストがカバーしている曲であるが、モーターヘッドも取り上げている。アレンジはヤードバーズのものに近い。
#9.City Kids
Pink Fairliesのカバー。オリジナルはアルバム"Kings of Obliivion"収録。モーターヘッドの初代ギタリストであるラリーウォリスがかつて在籍したバンドで書いた曲。モーターヘッドバージョンではレミーのコード弾きが目立つ。またイントロ冒頭のベースによるグリッサンドが堪らなくかっこよく、4曲目に並んで個人的に好きな曲である。
#13.I'm Your Witch Doctor
John Mayall & the Bluesbreakersのカバー。ドラムのビートが全面に押し出された為かパンク色が強まり、原曲以上のスピード感を伴う。原曲には原曲の良さがあるのは言うまでもないが、個人的にはこちらのバージョンの方が好き。
ざっとこんなものですかね。活動初期も初期のアルバムですが、既にモーターヘッドらしさ全開のパワフルなアルバムだと思います。
今回はここまで、次回の投稿をお楽しみに!