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仲井戸"CHABO”麗市・梅津和時・早川岳晴・新井田耕造 [ついに有観客ライブ!! SoulMatesが LIVEやります。featuring新井田耕造] 南青山MANDALA 2023.05.26.

チャボの口から有観客でライヴをやることが発表されたとき、もちろん3年ぶりなのでそのこと自体の喜びもあったけれど、僕がいちばん反応したところは、メンバーに新井田耕造…コーちゃんがいたことだった。

MANDALAで「Today's Live」のinformationを見るのも久しぶり。

80年代。いわゆるKING OF LIVE期のRCサクセション。BLUE DAY HORNSを加えれば7人になるメンバーのうち、3人がこの夜のステージに立つわけである。Soul Mates名義とはいえ、featuring 新井田耕造なので、チャボのことだからそういうライヴを演るだろうと思っていた。

久しぶりに…本当に久しぶりにMANDALAに入ったら、ステージに向かって左からチャボ、梅津さん、コーちゃんが並ぶことがわかった。やはり、そういうことなのだな…と思った。

ライヴはオープニングこそSoul Matesでウォーミングアップ的に流したが、早々とインストでコーちゃんが呼び込まれる。そして4人での1曲目が「たとえばこんなラヴ・ソング」。わかったよ、チャボ。やはりそういうことなのだな、今夜は。

驚くようなレアな曲が演奏されることはなかったし、それこそチャボのソロで歌われてきたRCナンバーでは定番とも言える選曲だったけれど、急増とは言えドラムに新井田耕造が座るエレキ・バンドでRCサクセションを演るわけだ。だってさ、日本の有名なロックン・ロールでイントロのバスドラを踏むのがコーちゃんなのだ。こんなシーンが目の前で展開するのだから、僕は実際にはいない人をステージに見るし、鳴っていない音を聴こうとするわけで…。でも、もちろんこんな個人的かつ強い思いや想いにも、4人は…おそらく自身も楽しみながらも、じゅうぶん僕に応えてくれたのだ。

「モーニング・コールをよろしく」と「ぼくとあの娘」は、コーちゃんがリクエストしてくれたということによって実際に聴こえた以上の音が僕に届く。そしてチャボがコーちゃんのドラムで演りたかったという「ガルシアの風」。そして「南行き列車」。とりわけ " ギターと唄とポケットいっぱいのアイディアだけを持ったこわいもの知らずのよそ者達による小さなR&R BANDの旅立ち " がうたわれる後者が沁みた。BANDは南行き列車に乗って旅立つというその歌詞は “ 南行き列車に飛び乗った俺達 “ とリフレインされるのだが、1カ所だけ、チャボはコーちゃんに向かってこう歌いかけたのだ。 “ 南行き列車に「飛び乗ったよな」俺達 “ と。そして曲のエンディングで “ RCサクセション! “ と叫んだのである。泣くしかないだろう。

ありがとうチャボ。梅津さん、早川さん。そしてコーちゃん。

実際に観に来ていた竹中さんはアンコールでチャボに呼び込まれ「ティーンエイジャー」を歌い、「雨あがりの夜空に」をセッションした。

ライヴから帰宅して、僕が観て触れたものを確かめるために『THE KING OF LIVE』の「指輪をはめたい」をかけた。

オンギター仲井戸麗市!
チャボ! チャボ!

オンベース! リンコワッショ!
リンコ!

G2! G2!
BLUE DAY HORNS!
BLUE DAY HORNS!
BLUE DAYS!

オンドラムス!
新井田耕造! コーちゃん!

80年代を駆け抜けたメンバーを紹介する清志郎。素晴らしい。これがRCサクセション。愛してます。


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