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音楽を聴いて生きています / 2023年4月からnoteを始めました https://note.com/blue9838/ で旧ブログに書いた2004年から2023年までの記事を少しずつまとめています

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アナログ天国 2周年スペシャルイベント「ニール・ヤング三昧あれやこれや気の向くままに」by シルヴァー・クリケッツ(北中正和×天辰保文)3313アナログ天国 2024.11.10.

我々のトークは刺身のつまなので、とにかくニール・ヤングの曲をみんなで聴きましょう…と言いながら、話し始めると止まらない二人である。予定は2時間とインフォされていたが、終わってみれば3時間。まぁ、足りないよね、時間。 二人の話と共にレコードを大音量で聴くのだが、とりわけ「ライク・ア・ハリケーン」と「ヘイ・ヘイ、マイ・マイ(イントゥ・ザ・ブラック)」は、月並みな表現だが凄かった。音が塊となってぶつかってきたようで、ロックは大きな音で聴くものである…ということをあらためて認識した

    • 極上参上!【振替公演】DAY1 POLARIS tokyo 2024.11.04.

      最初に書いておく。3人のミュージシャンがバックを務めた浜田真理子のソロ・ライヴではなく、" 極上というバンド " のライヴである。 本来は7月に開催予定だった東京公演。バンドのお披露目としても最初になるはずだったが延期。その振替公演2Daysの初日に足を運んだ。 昨年の10月に『秋の四辺形』のタイトルでおこなわれたライヴのメンバーで結成されたのが極上だ。そのライヴは浜田真理子のソロに3人が加わっていく構成ではあったが、今になって思えば、僕自身、この日の4人にバンドっぽさを

      • 楳図かずおさんの訃報

        楳図かずおさんの訃報が飛び込んできた。 楳図かずおの漫画は子供の頃から大好きだった。傑作だらけの中であえてベスト1を選ぶとしたら、迷いに迷いながらも『漂流教室』を挙げると思うけれど、やはり彼を代表するであろう一連の恐怖漫画たちも無視するわけにはいかない。その素晴らしい画力による恐怖描写はもちろん、とにかくストーリーが秀逸だった。子供でも、その心理サスペンス的な物語やドロドロとした人間模様が描かれる様は、背伸びして読みながらも、しっかりと理解できていたと思う。 僕が好きな作

        • 中島フミアキDEBUT43rd "RESPECT” THUMBS UP 2024.11.03.

          中島フミアキのデビュー43周年ライヴ。ゲストにチャボが出演するので足を運んだ。このライヴに僕が興味を持った大きな理由は、1983年に発表されたダンガン・ブラザース・バンドのアルバムに、中島フミアキと仲井戸麗市の共作が収録されていて、その曲を気に入っていることがある。 共作を含めて、チャボは他人に提供したものに佳曲が多いというのが僕の持論。今回のその曲…「KISS,KISS,KISS」もそれに漏れず、名曲と言い切ってしまっていいという評価が僕の中で成されている。41年の長い時

        • アナログ天国 2周年スペシャルイベント「ニール・ヤング三昧あれやこれや気の向くままに」by シルヴァー・クリケッツ(北中正和×天辰保文)3313アナログ天国 2024.11.10.

        • 極上参上!【振替公演】DAY1 POLARIS tokyo 2024.11.04.

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        記事

          映画『最後の乗客』

          辛い思いをした日を " 特別な日 " にしたくない あの日を体験した者しかわからず、かつ体験者にしか言えないのかもしれないこの視点が貫かれているから、コピーに書かれたような「感動のヒューマン・ミステリー」というだけの作品にはなっていないと思った。 55分の上映時間。観る前は特別に感じていたけれど、終わってみれば2時間を超える映画と何ら変わらない印象で、時間の長短は表現の質とは関係ないことがわかる。しかし、作品の質を決定する要素のひとつではあったと思う。この映画においてのそれ

          映画『最後の乗客』

          ガード下のオイディプス - スフィンクスの謎解き すみだパークシアター倉

          開演まであと10分ほどになった頃、串田和美さんがふらっと出てきた。僕は単に様子を見に来たのかな…くらいに思ったし、客席に向かって " まだ始まらないよ " と言いながら、会場の近所が運河だったことや倉庫で演劇をしたいと思っていたということ、そして客席に貼られた劇団自由劇場のこけら落とし公演『イスメネ地下鉄』のポスターを前に当時の話をしてくれた。まだ客入れ中だったし、ほぼオフ・マイクなので、客席すべてに話が届いていたわけではなかったと思うけれど、リラックスした時間が流れ、それな

          ガード下のオイディプス - スフィンクスの謎解き すみだパークシアター倉

          映画『侍タイムスリッパー 』

          ご多分に漏れず、『カメラを止めるな!』の再現…のふれ込みが目にとまり、気になったので観に行った。鑑賞後の衝撃と感動は、まったく前情報を入れずに観たこともあって『カメ止め』のほうが上回るけれど、ストレートな映画の楽しさを感じられたのは『侍タイムスリッパー』が勝る。 自主制作、低予算などのネガティヴ要素さえも、映画の魅力のひとつとしか思えない。スクリーンから製作者の情熱がこれだけ伝わる映画にはそうそう出会えない。パンフレットの安田監督による感動的な手記を読むと、その理由がよくわ

          映画『侍タイムスリッパー 』

          映画『Cloud クラウド』

          黒沢清の監督作でお気に入りなのは、順不同で『CURE』『回路』『ドッペルゲンガー』『叫』。『Cloud クラウド』は、僕にとってはこれらの作品のどれとも異なるわかりやすさで、変な表現だが、最後まで安心して楽しむことができた。 前半から後半への鮮やかな展開。ヘヴィな内容に反したテンポの軽やかさ。狂っている人たちが普通に描かれる異様さ。スクリーンから目が離せなくなる構成と演出は見事だ。 登場人物の誰ひとりにも感情移入できないのだが、奥平大兼が演じる佐野の、ある意味でヒーローぶ

          映画『Cloud クラウド』

          CHABOのKing Biscuit Time DJ 南青山MANDALA 2024.10.10.

          チャボはこういった場やライヴのMCで、何気ないことだけでなく、深いところまでも自身のプライベートを話してくれることがある。たとえば、著書『一枚のレコードから』に収録されたエッセイは、ただでさえかなり具体的な内容なのだけれど、これをさらに膨らませて僕たちに話してくれることが少なくない。だから、ファンにはよく知られたプライベートの話は多いと思う。加えて、著書ではなく、唐突にMCなどで発表される話もある。しかも、そういう話に限ってヘヴィなものだったりするのだが、話せるということはチ

          CHABOのKing Biscuit Time DJ 南青山MANDALA 2024.10.10.

          映画『スオミの話をしよう』

          三谷幸喜が公言していたとおり、長澤まさみの魅力にあふれる作品だった。しかし、長澤まさみの魅力と言っても、それは人によって異なるのは当然。だから、この映画は、あくまでも三谷監督にとっての長澤まさみの魅力であり、それを僕自身が楽しむことができるか否かである。結果は前者。5人の夫の描き分けと脇を固めるキャストも楽しく、すべての登場人物が印象的だった。 話題にもなっている長回し撮影も含めて舞台的な映画と言うのは簡単だけれど、その効果をどう感じるかがポイント。僕自身は違和感なく鑑賞で

          映画『スオミの話をしよう』

          浜田真理子 還暦記念コンサート 極上の一日 島根県民会館 2024.10.05.

          松江に足を運ぶのは実に5年ぶり。今年は浜田真理子の還暦プロジェクトである全県ツアーの締めくくりとしておこなわれるホームタウン公演。選択肢の中に " 行かない " は無かった。 コンサートのタイトルにある " 極上 " は、彼女が結成したバンド名でもある。メンバーは、浜田真理子(Vocal,Piano)、檜山学(Accordion)、Marino(Saxophone)、橋本 歩(Cello)。2部構成の1stステージは、ソロの弾き語りと、この極上メンバーがひとりずつ加わってい

          浜田真理子 還暦記念コンサート 極上の一日 島根県民会館 2024.10.05.

          Char『For another 100 years』日比谷野外大音楽堂 2024.09.28.

          ミッキー吉野と仲井戸麗市がスペシャル・ゲストで参加する、CharのROCK(69歳)YEAR 日比谷野音公演に行った。野音でこのメンバーの音を聴くのを楽しみにしていたし、観る前はそれ以上でも、それ以下でもなかったのだけれど、結果的にいろいろなものが僕の中に降ってきたライヴになった。 野音独特の音で届けられるCharのストラトキャスターが心地よい。1曲目のイントロ部で聴けたフィードバックから興奮させられた。音も演奏も佇まいも、まさにロック・ギタリストの見本。野音で聴くストラト

          Char『For another 100 years』日比谷野外大音楽堂 2024.09.28.

          佐野元春 & THE HOBO KING BAND『Smoke & Blue 2024』Billboard Live YOKOHAMA 1st 2024.09.23.

          初日の1stステージを観た。元々、ツアーが組まれると、たとえそれが短いものであっても、演者とお客さんの双方で緊張感を持って対峙できる初日を体験したい派なので、2年ぶりのこの企画を、ニュートラルながらもそれなりに高いテンションで臨むことができた。 古田たかしの軽快なドラムのイントロから「IT'S ALRIGHT」でライヴは始まった。初期のナンバーを聴けるのがこのシリーズの楽しみのひとつであるが、それでも実際に演奏されると興奮する。さらに「Do What You Like(勝手

          佐野元春 & THE HOBO KING BAND『Smoke & Blue 2024』Billboard Live YOKOHAMA 1st 2024.09.23.

          CHABOのKing Biscuit Time DJ 南青山MANDALA 2024.09.19.

          特に決めず…と言いながらも " ゆく夏を思って " のテーマで最近チャボが聴いている曲をかけてくれた。お馴染みの(生)おハガキコーナーも含めて2時間半、楽しい時間だった。 朝によく聴いているのが1曲目にかかったデヴィッド・ギルモアなのは意外だったが、それは彼がピンク・フロイドのメンバーで、チャボにプログレッシヴ・ロックの色がないためだ。ただ、ギルモアのギターはブルース色が強く、よく言われる " 泣きのギター " も、たとえばエリック・クラプトンのそれよりも僕自身は好みだし、

          CHABOのKing Biscuit Time DJ 南青山MANDALA 2024.09.19.

          Jackson Browne “Late For The Sky” 誕生50周年記念レコード聴き語りLive 3313アナログ天国 2024.09.15.

          Peatixのインフォメーションから引用する。 名盤中の名盤「Late For The Sky」、50年前の米国オリジナル盤をはじめ、 プロモーション盤、日本盤、リマスター盤など様々な “Late For The Sky” LPレコードを、 レーザー再生で音を浴び、天辰保文氏のトークで聴き入るイベント。題してレコードを光再生のいい音で浴びる、【光音浴】(こうおんよく)イベント おなじみ天辰保文さんのトークとともに、レーザーターンテーブルで『レイト・フォー・ザ・スカイ』のアナ

          Jackson Browne “Late For The Sky” 誕生50周年記念レコード聴き語りLive 3313アナログ天国 2024.09.15.

          『伊藤潤二展 誘惑 JUNJI ITO EXHIBITION : ENCHANTMENT』世田谷文学館

          プレスリリースから引用する。 世田谷文学館(東京都世田谷区南烏山1-10-10)にて、「伊藤潤二展 誘惑」を2024年4月27日(土)より開催いたします。本展は、漫画家・伊藤潤二初の大規模な個展として、自筆原画やイラスト、絵画作品を展示します。デビュー作品の『富江』をはじめ、『うずまき』『死びとの恋わずらい』『双一』などのシリーズ漫画のほか、『首吊り気球』『伊藤潤二の猫日記 よん&むー』『溶解教室』などの自筆原画に加え、本展描き下ろしの新作も公開します。人間の本能的な恐怖心や

          『伊藤潤二展 誘惑 JUNJI ITO EXHIBITION : ENCHANTMENT』世田谷文学館