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NON PURSUE TOUR -最強なんだ!!!- Zepp Haneda 2023.07.09.
新作『PURSUE』が出ることと、それを引っ提げたライヴが発表され、合わせて「この日々よ歌になれ」、ASIAN KUNG-FU GENERATIONとのコラボ「Beautiful Stars」、彼女自身が出演・監督・編集を手がけた「荒野に立つ」という3曲のMV公開。
そしてライヴの直前、ファンにこう呼びかける。
ライブで会おう。絶対会おう。最高の時間にするから。会場で待ってる。 のん
— のん official (@non_dayo_ne) June 28, 2023
🎫PURSUE TOUR-最強なんだ!!!-https://t.co/aFLzMJUDsb
こうした一連の流れに僕はぐいぐいと引き込まれていった。もちろん ” 流れ “ と書いたそれは計画されたものだろうし、何も特別なことでもない。でも、単なる作られたプロモーションとして追っただけでは、こんな気持ちになるはずはない。僕が惹かれたのは、彼女の強烈な自信と喜びをそこに見ることができたからだろう。できあがった作品を、単純明快な…しかし紛れもなく自信に満ちあふれた自分の言葉で伝える彼女は本当に感動的だった。「あぁ、新作を出したときは、みんながそうだったよなぁ」と、こうしたことは誰もが当たり前だったはずなのに、いつの間にか接することが少なくなっていることに気付く。こんなこともあって、余計にそう感じられたのかも知れない。でも、彼女から伝わる思いは間違いなくリアルだった。少なくとも僕にとっては。
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2ndアルバム『PURSUE』は予想以上に素晴らしかった。
発表前に公開されていた「この日々よ歌になれ」と「荒野に立つ」の映像と音の印象が強かったからか、聴く前はこの2曲の世界観を想像していたし、もちろん重要曲になっているのだけれど、それよりも、何よりも、短いロックン・ロールが続けざまに出てくるのが痛快だった。そこに乗るのんちゃんの生き生きとしたヴォーカル。そして全編から伝わるギター・バンドでロックすることの楽しさ。笑顔で聴けるアルバムに出会えて本当に嬉しい。
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そんな新作を引っ提げてのライヴ。東京公演を配信で観た。オープニングにアルバムの1曲目を持ってくると言う、何の捻りもない、ど真ん中の直球を投げてきた。凝った演出なんかいらない。『PURSUE』の1曲目で始めるのだ…というシンプルかつ強い意志がすべてだ。かっこいい。
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ライヴもアルバム同様、勝手な僕の先入観は見事に覆された。「この日々よ歌になれ」こそ本編ラストに歌われたが、肝であるはずの「荒野に立つ」はアコースティック・パートと繋げて中盤でサラッと披露してしまう。後は小気味よいロックン・ロールで固めたセット・リストがとにかく最高。ライヴのタイトルにも嘘はなく、『PURSUE』収録曲はすべて演奏されたし、” 最強なんだ、私 “ という現在の彼女が全編を通して存在していた。素晴らしいライヴだった。
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