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麗蘭・磔磔Vol.29 ROCK&ROLL Hymn 2024.12.30.

今年は『ROCK&ROLL Hymn』のタイトルがついた麗蘭の磔磔年末公演。これまで通り、タイトル曲はライヴの冒頭に演奏された。今回に合わせて作られた新曲ではなく既発曲であり、何度も演奏されているけれど、その曲「R&R Hymn」をチャボは ” ロックンロールの賛美歌 ” と言っているし、” たった一枚のレコードでロックン・ロールですべてを知った ” と歌われているので、今年のクリスマスに発表されたばかりの新作、仲井戸麗市『Experience』に収録されていてもおかしくない名曲だ。チャボからの説明は特になかったが、2024年の年末・麗蘭・磔磔のタイトルがこれになった意味をおさえておく必要はあるだろうと思う。

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いくつかの過去のタイトル曲や初期ナンバー「クッキーと紅茶」という聴きものがあったし、二人のギターを堪能できる「紅(く・れ・な・い)」「わらべ歌」、感動的に盛りあがる「ミュージック」など、磔磔での麗蘭らしい内容だったが、終わってみれば、僕の中に残ったのは「Hello Good-bye」だった。

磔磔の麗蘭を体験した人にはわかってもらえると思うけれど、終盤でチャボがリフレインするのは歌詞ではない。自身に対して、そして僕たちに対しての呼びかけであり、祈りと願いである。今年は特に沁みた。響いた。僕が " 今年も一年、無事に過ごすことができたな " 。そして " 新しい一年がよい年になりますように " と心から思うようになったのは、年末の磔磔、麗蘭に来るようになってからである、きっと。そして、ここ磔磔に毎年のように来るのは「Hello Good-bye」を聴けるから…いや、聴くためなのかもしれない。

チャボと公平に感謝。今年もありがとう。2024年が暮れる。世界中によい年を。

不滅の看板
ROCK&ROLL Hymn


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