Jackson Browne “Late For The Sky” 誕生50周年記念レコード聴き語りLive 3313アナログ天国 2024.09.15.
Peatixのインフォメーションから引用する。
名盤中の名盤「Late For The Sky」、50年前の米国オリジナル盤をはじめ、 プロモーション盤、日本盤、リマスター盤など様々な “Late For The Sky” LPレコードを、 レーザー再生で音を浴び、天辰保文氏のトークで聴き入るイベント。題してレコードを光再生のいい音で浴びる、【光音浴】(こうおんよく)イベント
おなじみ天辰保文さんのトークとともに、レーザーターンテーブルで『レイト・フォー・ザ・スカイ』のアナログを聴くという魅力的な内容。実際は司会進行的な方が1名。そして聴くレコード盤の説明とターンテーブル操作の方が1名と、3名での進行だった。解説やウンチクはもちろんなのだが、この曲はこの盤で…と、レコード盤についてのトークが興味深く、こういう話が好きな僕にはたまらない企画だった。ちなみにレーザーターンテーブルといっても、CDのようにノイズレスではなく、ちゃんとレコードのノイズが出る。仕組みが今ひとつ理解できていないのだけれど。
レーザーターンテーブルについて
1989年にレコードをレーザー(光)でアナログ再生する世界唯一の技術が日本で誕生する。以来、世界33か国にレーザーアナログ再生プレーヤーが広がる。針再生とは異なり、非接触でレコードを光学再生するので盤を傷めず生々しくありのままにレコード音楽を再現する。7インチから12インチまで、LP、EP、SP盤、あらゆる黒色レコードに対応。そのサウンドは、「レコード作品」が誕生した”その時の空気”までをも音波としてレーザー【光】アナログ再生する。
しかし、大音量での各国盤聴き比べで楽しめないはずがない。A面アタマの「レイト・フォー・ザ・スカイ」から収録順にB面ラストの「ビフォー・ザ・デリュージ」まで、米プロモ盤、天辰さん所有の年季が入った国内見本盤、英サンプル盤、米テストプレスで聴くことができた。
音の違いは聴く人の主観なのでそれぞれだと思うが、僕自身はどうしても馴染みがあるからか、国内見本盤の音がしっくりときて好みであることがわかったのが収穫。同じ企画で他にも名盤と言われるロックのレコードを聴き比べてみたい。
実はアルバム1枚を聴き終えておしまい…ではなく、短い休憩を挟み、2部があった。まずは何名かのお客さんによる " 自分とジャクソン・ブラウンの出会い " のスピーチコーナー。続いて、聴き語りの " ライヴ " という想定で「ドクター・マイ・アイズ」「レディ・オア・ノット」「ロック・ミー・オン・ザ・ウォーター」「テイク・イット・イージー」の4曲がプレイされた。ライヴの前提だったからか、ラストの「テイク・イット・イージー」は立って聴きましょう…となったのだが、実は個人的にここはグッときた。1980年11月、ジャクソン・ブラウン来日公演。このときのラストに演奏されたのがまさに「テイク・イット・イージー」で、武道館も総立ちになったと記憶している。僕もその中のひとりとして聴いたので、そのときのことを思い出し、ココロがタイムスリップしたからだ。
1980年のHOLD OUT TOUR。タイムマシーンがあったら、間違いなく戻りたいライヴのひとつだ。
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