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CHABOのKing Biscuit Time DJ 南青山MANDALA 2024.09.19.

特に決めず…と言いながらも " ゆく夏を思って " のテーマで最近チャボが聴いている曲をかけてくれた。お馴染みの(生)おハガキコーナーも含めて2時間半、楽しい時間だった。

グラハム・パーカーに目が行く

朝によく聴いているのが1曲目にかかったデヴィッド・ギルモアなのは意外だったが、それは彼がピンク・フロイドのメンバーで、チャボにプログレッシヴ・ロックの色がないためだ。ただ、ギルモアのギターはブルース色が強く、よく言われる " 泣きのギター " も、たとえばエリック・クラプトンのそれよりも僕自身は好みだし、チャボも官能的なギターと表現していたので、おそらく歌詞の世界観と共に、そういった点を気に入っているのだろう。

マニアックなのにチャボのDJでは定番曲なのでお馴染みになっている曲…がかかるのも相変わらず。たとえばこの日であればピーター・ゴールウェイの「マイ・エレクトリック・ギター」になるだろうか。チャボのDJに通い続け、ラジオを深く聴いているファンは、こうしたマニアックな曲を構えることなく自然に触れているのだ、チャボのおかげで。僕自身もそういう曲が何曲もあるから、チャボには本当に感謝している。

さらに、メジャーなバンドやアーティストとの絶妙なバランスにも感心する。もちろん計算なんてしていないのだろうが、だからこそ凄いと思う。しかも、メジャーな中でもそこに適度なマニアックさと定番のバランスが取られているのだから、これまた凄い。たとえばこの日であればキンクスとジョン・レノン。キンクスの「アイ・ニード・ユー」とジョン・レノンの「グロウ・オールド・ウィズ・ミー」には、僕は " これできたか! " と思わされる。確かにメジャーな曲なのだけれど、それでも " これか!" と思うような曲を選ぶところが、実にチャボらしい。

PLAY LIST

  1. A Single Spark / David Gilmour

  2. Living for Me / Garland Jeffreys

  3. Better Together / Jack Johnson

  4. My Electric Guitar / Peter Gallway

  5. I Need You / The Kinks

  6. Chan Chan / Buena Vista Social Club

  7. キューバの唄 / 仲井戸"CHABO"麗市

  8. September Song / Lindsey Buckingham

  9. Summer's Almost Gone / The Doors

  10. Isn't It Time / The Beach Boys

  11. Song Of The Wind / Santana

  12. Grow Old With Me / John Lennon

P.S.
この日のテーマにいちばん相応しいと思ったのがドアーズの「夏は去りゆく」だった。個人的にはジョン・レノンと共に、それぞれの曲の良さとは別に、松村雄策さんのことを思って少し切なくなった。

P.S.2
最後に「スケッチ'89・夏」が生歌で披露された。アルバム『絵』の収録曲をライヴで聴くと、いつも90年のツアーにココロが飛ばされる。とくにこの曲ではリンコさんが吹いた笛の音が聴こえてきて沁みるのだ。

自身のギターのアクリルスタンドをとても気に入っているようだった


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