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『山弦 山の日 夏山弦 納涼祭り アロハでどうぞ』目黒 BLUES ALLEY JAPAN 2024.08.11.
ふたりのステージを観るたびに思うのは、ギタリストが演るギタリストとしてのライヴは本当にいいなということだ。" うた " はなく、100パーセントがインストであるのもそう感じる大きな理由だろうし、ふたりと同じスタイルのギタリストだって他にもたくさんいる。しかし、山弦のライヴからさりげなく放出される " 今日はギターを弾きに来たんで " 感が、実にかっこいい。そこには何の力みも緊張感のようなものはない。ステージと客席の立ち位置と目線が同じなのだろう、たぶん。ギターを弾く人と聴く人が同じ場所にいるのだろう、きっと。もちろん " 今日はしゃべりに来たんで " もあってこその山弦なので忘れてはいけないのだが、これによって場に発生する楽しさは、よりギターを印象づける要素になっているはずだ。あくまでもライヴ後に残るのはギターである。
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スタイルが最初から歌うギタリストはもちろん、たとえバンドのギタリストであってもソロ・ライヴを演れば、そのほとんどは歌うことになるのがほとんどだろう。しかし、そんなギタリストこそ、山弦のようなギタリストとしてのライヴを観てみたいと、小倉博和と佐橋佳幸を観て強く思った。ギタリストはかっこいい。
P.S.
山弦のライヴで演らなかったことがない曲として、最後に「春(SPRING)」が演奏された。夏をテーマにしたライヴだったが、感動的だった。