見出し画像

アナログ天国ひな祭り特別企画「シルヴァー・クリケッツ(北中正和×天辰保文)が語る女性アーティストの魅力」 3313アナログ天国 2024.03.03.

北中正和さんと天辰保文さんのユニット、シルヴァ—・クリケッツのひな祭り企画。お二人のトークと共に女性アーティストの曲を大音量で聴きながら過ごした3時間。アーティストや曲の解説や制作背景なども評論家的に語られるけれど、決して授業や講義的なものではなく、逆にくだけた雰囲気で進行してくれるので楽しめる。

スピーカーはALTEC A7

こうした催しはいたってシンプルな企画だけれど、普段からよく聴いている曲がかかった場合も大きな音で聴くことで新鮮な驚きと発見があるし、ここで知るアーティストやバンド・曲もあるわけで、その意味でも参加する意義は小さくはない。しかし、何より好きな音楽を聴いて、好きな音楽の話を聞くことの楽しさだ。たとえば友人と過ごすこんな場は、今はプライベートでは少なくなった。いや、少ないどころか、なくなったに等しい。思い出したのが、小学生の頃に、音楽好きの友達同士で集まり、各々で聴かせたいシングル盤を持ち寄って聴くということを不定期ながらやっていたことだ。あれは本当に楽しかった。まだロックではなく、いわゆる歌謡曲のレコードが中心だったが、同じ趣味や思いを持つ友達と音楽を聴きながら話をすることの魅力は、既にあの時点で染みついていたのだと思う。それが50年経っても失われていないのがわかる。素晴らしい。

南青山MANDALAで開催されている仲井戸麗市のDJと同様に継続してほしい

PLAY LIST

  1. Blue Bayou / Linda Ronstadt

  2. For Free / Joni Mitchell

  3. Love Me Like a Man / Bonnie Raitt

  4. Midnight at the Oasis / Maria Muldaur

  5. Chuck E.'s in Love / Rickie Lee Jones

  6. Something on Your Mind / Karen Dalton

  7. Jesus Was A Cross Maker / Judee Sill

  8. I Think It's Going To Rain Today / Judy Collins

  9. Ooh Child / Valerie Carter

  10. Someone To Lay Down Beside Me / Karla Bonoff

  11. You're So Vain / Carly Simon

  12. My Rainbow Race / Melanie

  13. Mr. Bojangles / Nina Simone

  14. What the World Needs Now Is Love / Jackie DeShannon

  15. Laura Nyro /  I Met Him on a Sunday

のびやかなリンダ・ロンシュタットの歌声が素晴らしかった。

大音量で聴く「うつろな愛」のイントロも最高。


■ Peatix イベントページから転用

「シルヴァー・クリケッツ(北中正和×天辰保文)が語る女性アーティストの魅力」

<イベント内容>昨年11月に待望の復活を果たし、多くの音楽ファンを喜ばせた音楽評論家の北中正和氏、天辰保文氏、お二人によるユニット「シルヴァー・クリケッツ」の今年初のトークイベントが決定しました。

今回お二人に語って頂くテーマは公演当日のひな祭りにちなんで女性アーティストの魅力を存分に聴き語っていただくというまさにタイムリーで音楽ファン待望の企画となりそうです。

予定アーティストは、リンダ・ロンシュタット、ニコレット・ラーソン、ジャッキー・デシャノン、ジョニ・ミッチェル、リッキー・リー・ジョーンズ、カーリー・サイモン、メラニー、パティ・スミス、ニーナ・シモン、ジュディ・シル、マリア・マルダー、カレン・ダルトン、サンディ・デニー、ジュディ・コリンズ、ジョーン・バエズetc

ジャンルを超えて音楽に造詣の深いお二人の貴重なお話と多くの女性アーティストのグッドミュージックで楽しいひな祭りとなること請け合いです。

北中正和
1946年、奈良県生まれ。音楽評論家。日本ポピュラー音楽学会、ミュージック・ペンクラブ・ジャパン会員。
著書に『ロック史』(立東舎文庫)『毎日ワールド・ミュージック』(晶文社)『にほんのうた』(平凡社ライブラリー)『ビートルズ』『ボブ・ディラン』(新潮新書)、編著書に『世界は音楽でできている』(音楽出版社)など。http://wabisabiland.music.coocan.jp/

天辰保文
1949年、福岡県生まれ。音楽評論家。音楽雑誌の編集を経て、1976年にフリーランスに。
新聞、雑誌、ウェブマガジン等を通じて、ロックを中心とした執筆活動を行なっている。レコード、CD等のライナーノーツも多数手掛ける。著書に、『ロックの歴史~スーパースターの時代』、『ゴールド・ラッシュのあとで』、『音が聞こえる』等がある。 

シルヴァ—・クリケッツ
音楽評論家北中正和氏と天辰保文氏の2人からなるユニット。
2000年代に入ってから活動を開始し、その活動は不定期ながら常に気持ちの良い空間を作るユニットとして音楽ファンの間では半ば伝説の存在となっている。今回は2017年の原宿ペニーレインでのトークショー以来、昨年11月の当店でのイベントで実に6年ぶりの活動再開となりました。
朗報!今後も「シルヴァー・クリケッツ」としてお二人に定期的にイベントを開催いただけることになりました、感謝!

<日時>
3月3日(日)ひな祭り 開場:14時30分 開演:15時(約2時間)

<会場>
下北沢「3313アナログ天国」
〒155-0033 東京都世田谷区代田5-34-19-4F(階段のみ)
※ローソン向かいのピタットハウスが入っているビルの4階

<定員>40名 ※当日空いていれば当日入場も可能です

<参加費>当日現金支払い3000円(1ドリンク付き)
※追加ドリンク500円にてご提供、沢山飲んでください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?