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CHABOのKing Biscuit Time DJ 南青山MANDALA 2023.11.30.
間違いなくこの日いちばんの大音量だった。オープニングは「ナウ・アンド・ゼン」。ビートルズの新曲である。チャボはどんな思いを語ってくれるのか。はたして…。
この曲の感想を言うと、それだけで2時間終わっちゃいそうなので、
みんなもそれぞれ自分のビートルズ物語の中におさめてくれ
シンプルで拍子抜けするようなコメントではあったが、その後ろに存在するであろう深い思いや想いが伝わるメッセージだと思う。実は、曲をかける前に “ みんなはもう散々聴いたかも知れないけど “ と何気なくチャボは言っていた。しかし、いくら話題になっているビートルズの新曲とはいえ、あの場にいた人で散々聴いたという人はそう多くはないだろう。曲の発表を心待ちにしていた僕自身も、そりゃその日は繰り返し何度も聴いたけれど、この日まで " 散々聴いた " とは決して言えない回数だ。何が言いたいかというと、裏を返せば、おそらくチャボは " 散々聴いた " ということである。「ナウ・アンド・ゼン」を。ビートルズの新曲を。ビートルズ少年として。だから、簡単ではあったが、これ以上ない感想でもあったと思うのだ。
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久しぶりの年末に麗蘭の磔磔公演が予定されているからか、チャボと公平が麗蘭を始めた頃に参考にしたというバンドや曲をかけてくれたのも楽しいプログラムだった。
その流れもあって、南青山MANDALAでの配信ライヴを収録したCDから「安らぎCafé」をかけてくれたのだが、これを聴いて感じたことが、ヴォーカリストとしてのチャボの素晴らしさだ。以前から…麗蘭以降だ…思っているのだが、ライヴでのチャボは素晴らしいヴォーカリストである。もちろん歌うギタリストのそれではあるのだけれど、その時の感情や気分がストレートに出る伸びやかでハスキーな歌声は本当に素晴らしい。弾き語りのソロよりも、バンドを従えたときにその魅力は最大限に発揮されるのだが、こうして大きな音でライヴ盤を聴くとよくそれがわかる。
最後は生歌を披露してくれたのも嬉しかった。曲は「Are You Alright?」。この日を通してチャボがふれることはなかったけれど、療養中の渋谷陽一さんのことが頭に浮かんだ。
いい夜だった。
PLAY LIST
Now And Then / The Beatles
Cheating And Lying Blues / Robert Nighthawk
I Dig Rock and Roll Music / Peter Paul and Mary
A Change Is Gonna Come / The Neville Brothers
Wisdom Behind the Smile / Keziah Jones
Angel Of Mercy / Albert King
My Babe / Little Walter
安らぎCafé / 麗蘭
Museum / Donovan
Autumn Leaves / Eric Clapton
Sultans of Swing / Dire Straits
Scissors / Melissa Laveaux
Peace Like a River / Paul Simon
One More Time / Ray Davies
I’ll Be Back / 仲井戸麗市
Long Train Runnin' / The Doobie Brothers
『CHABOのKing Biscuit Time DJ』。今年はあと1回、12月14日(木)に開催される。1年の締めくくりはどんな選曲なのか楽しみだ。
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