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ふくすけ2024-歌舞伎町黙示録- THEATER MILANO-Za

4度目の舞台化とのことだが、僕は初めての鑑賞だ。大人計画中心の豪華キャストの中で、黒木華、岸井ゆきの、そして松本穂香の、舞台で観るのは初になる3人を特に楽しみにしていた。

豪華なキャスト陣

黒木華は彼女自身の素をそのまま出してサカエを演じていたかのような自然さが印象的。岸井ゆきのはフクスケというキャラになりきっての振り切れ感が最高。松本穂香は登場時からフタバにしか見えない存在感が強烈。予想以上に魅力的だった3人の女優が素晴らしかった。

登場人物が多い芝居は得意ではないのと、再演とは言え初見なので、序盤はなかなか入り込むのに苦労したが、いつのまにか…しかも気づいたら自然と舞台から目が離せなくなっていた。途中休憩はあったが、圧倒的なあのクライマックス・シーンまであっという間だった。

今なら、たとえば地上波TVではアウトかもしれない台詞や演出は、初演から手は加えられていながらも大きく変わってはいないのだろう。しかし33年前の作品である。今もそんなに変わってはいないとしても、当時に比べればかなりマイルドでやさしい表現になっているのだろう。そんな毒のある演出も、キャスト陣の自然さによって違和感は感じられなかった。サブタイトルに " 歌舞伎町黙示録 " が冠せられた舞台が開催されている場所が実際に歌舞伎町であることも、そう感じさせてくれた要素のひとつなのかもしれない。

いつ以来かわからないほど久しぶりの歌舞伎町
コラボメニューが並ぶロビーも楽しかった


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