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JOY-POPS [POWER BLUES] Billboard Live TOKYO 2nd 2024.12.19.

ストリート・スライダーズの40周年を記念する一連のライヴが終了し、もう区切りがついたと思っていたところに発表されたJOY-POPSのBillboard Liveをめぐる公演。驚いたけれど、何らかのカタチでこうして続くのはうれしくないわけがないし、演ってくれるとなればやはり期待しかないわけで、40周年を経た二人が出すのはどんな音なのかを聴きにいった。

JOY-POPS LIVE POWER BLUES

ビルボードで観るのは2022年の横浜以来。そのときも歪んだエレキに乗って飛んでくるHARRYと公平の歌は最高だったが、この日はその最高が更新された。二人のギターと歌で最高のロックン・ロールとブギ、そしてブルースを存分に浴びた。HARRYのヴォーカルは音の塊となって飛んできたし、公平の雄弁なギターは、まるでもう一人のヴォーカリストがいるかのようだった。すぐそばで演奏する二人にふれることができる会場の特性もあり、臨場感は抜群で、まさにライヴ!を体験することができた感が強かった。それでいて、観て聴くだけでなく身を任せてしまう音でもあった。こんなライヴは間違いなく快感である。

剥き出しになる2本のギターがJOY-POPSの魅力なのはもちろんだが、それでも、やはり、ライヴが終わって残るのはHARRYの歌である。あの声であんな歌を聴かされてグッとこないヤツはいないだろうと思う。とりわけ響いたのは本編終盤での「パラダイス」。" ここにいることがすべてさ " " 奇跡がおこるところさ " 。まさにこの夜、ここがそうなんだぜ…とHARRYに言われたようで沁みた。この瞬間が個人的ハイライトだった。

心も身体も高揚した。こんなライヴはそうそう体験できない。最高に気持ちいい。

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