12月2日「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」という映画を観た。
原題は「Harry Potter and the Deathly Hallows」。2010年のアメリカとイギリスの合作映画で、デヴィッド・イェーツ監督の作品だ。
キャストは、ハリー・ポッター役のダニエル・ラドクリフ、ロン・ウィーズリー役のルパート・グリント、ハーマイオニー・グレンジャー役のエマ・ワトソン、アルバス・ダンブルドア役のマイケル・ガンボン、ミネルバ・マクゴナガル役のマギー・スミス、ルビウス・ハグリッド役のロビー・コルトレーン、セブルス・スネイプ役のドラコ・マルフォイ役のトム・フェルトンなどである。
あらすじは、
といった内容。
で、観終わっての感想。
分霊箱がカギとなる
前作から、この「分霊箱」が、大きなカギとなっている。
7つの分霊箱。
この7つを破壊しなければ、ヴォルデモート卿を倒すことはできない。
そのため、ハリーたちは、分霊箱を探し破壊する道を選ぶのである。
これまでの登場人物が死んでゆくのが辛い
命を懸けた戦い。
だからこそ、死者も出る。マッドアイも死ぬ。
これまでの作品の中で、顔をよく知る人物たちが死んでゆくのは辛い。
死んだのは「君のためではない」
そんな、死や負傷に心を痛めたハリー。
ロンとの会話が、胸に刺さる。
ロン「どこに行くんだ?」
ハリー「僕のために、もう誰も死なせない」
ロン「君のため?マッドアイが死んだのも、ジョージが傷を負ったのも君のためだって思ってるのか?君は選ばれし者かもしれない。だけど、そんなことよりももっと大きなことがあるんだよ。」
そう、この戦いは、ハリーのためではないのだ。
皆が戦う理由は、ひとことで言うならば「愛」を取り戻すためだと感じた。
ドビーの死
自分たちを助けるために命を落としたドビーの遺体を抱き締め、涙にくれるハリー。ハリーは、ドビーを自分の手を使って埋めてやりたいと話す。
ドビーの登場は、第2話だったと思う。
突然現れ、その後、映画ではなかなか登場していない。
ただこの映画の中の死で、ドビーが皆から愛され、そして愛をもって皆を助けた。
言ってみれば、人間ではないドビー。
それでも、その壁は存在しなかった。
特に、ルーナは、ドビーのことを下に見ることなく、「ドビーさん」と呼びかけたのは、それを象徴するシーンである。
さて、いよいよ、残り1作となった。
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2は、明日感想を書きたいと思う。