小さな成功体験の落とし穴
先週から、ジムに通いはじめました。
理由は、独立して1年。運動らしい運動をほとんどしてこなかったことによる、体重の増加です。
42年生きてきて、初めて70kg台を突破したという極めて不名誉な記録を打ち立てたのが大きな理由。
先週は週4日通いずめ、今週も2日間行きました。
実は、4年前にサッカーのコーチを引き受けたため、辞めたジムにもう1回通いはじめています。
田舎だからジムが少ないっていうのも理由の1つですが、ホットスタジオのメニューが充実しているからです。
前回通っていた時も週4回ホットスタジオメニューも含めて通いずめでした。
通っている人は当然当時とは違っています。でも4年前に見ていた様子と今とでは、あまり様子が変わらないなぁと心に引っかかっていたんですが、理由がわかりました。
’やったつもり’になっている人が多い、ということです。
’やったつもり’になっている人が多い
ジムにきて、着替えたと思ったらすぐに座って雑誌を読む、ストレッチシートに座ったまま何もしない、10分くらいやってすぐ帰る、といった人が4年前も今もかなりいます。
「おいおい、何しにきてるんだよ!!」
と、当時は思ったものですが、その理由がはっきりしました。
’やったつもり’になっているんだな、と
ジムと契約しただけで’満足’、ジムに足を運んだだけで’満足’、ちょっと運動しただけで’満足’。少しの行動で満たされちゃってる人が多い。
ジムに入った当初の目的は人によって違います。でも、身体を作りたい、健康を維持したいという大前提の目標はあったはずなのに、随分手前で満足しちゃってます。
少し行動したことで、やったつもりになっちゃってる。目標へ向かう途中の段階がゴールになってしまっている。
なんか、それじゃもったいなくないですか?
小さな成功体験が人を堕落させる
小さな成功体験を否定するつもりは、全くありません。
ただ、それを積み重ねてこそ初めて大きな成果がでるはずなのに、それをしようとせず、満足しちゃう可能性があることも否定できないなぁと感じます。
成功体験の罠
これに嵌っちゃってるんだと思います。
身体を鍛えて良い体型にしたいという目標に向かってジムを利用する。その目標に向かっていくつものステップがあるのは誰でもわかる話。
そのステップをクリアしたら、誰でも嬉しいもの。そこに大きな落とし穴が待っています。
ステップのクリアで得た成功体験を目標の達成と誤って認識しちゃったらどうなるか・・・
そう、満足して’やったつもり’になる。
成功体験は、成長するための手助けにもなれば、堕落させる罠にもなります。
当初の目標を見失わないブレない気持ちが必要
成功体験の罠に陥らない1つの方法は、当初の目標を見失わないこと。
身体を鍛えて良い体型にしたいという当初の目標に向かって気持ちをブラさない気持ちが何より必要。
人は簡単に目標を忘れがちになります。
とはいっても、そんなストイックに考えなくても良いんじゃないかと思います。追い込むのはあまり良くないですから。
1日1回でもいいから、始めた目標を思い出してください。それだけで、目標は見失わないものです。
契約したぐらいで、ジムに足を運んだだけで目標が達成できないことを認識すればいい。
忘れなければ、また動き出せます。
あなたも、「あれ、なんか満足しちゃってるなぁ。」と感じてる何かがあったら当初の目標が何だったかを思い出してみてください。
気づけば、また動き出せますよ