「ギタボ」に憧れます
アマチュアバンドでイチバン人気のパートは、当然「ボーカル&ギター」でしょう。
そう考えると「ギター弾き語り」というパフォーマンスは、そのイチバン人気のパートの「おいしいとこ取り」していると言えます。
では、現在、「ギター弾き語り」をやっている方は、バンドを組めばすぐに「ボーカル&ギター」になれるのか?というと、実際のところはそんなに甘いモンではありません。
具体的には次のようなハードルを越える必要があると考えます。
●譜面を見てはいけない
絶対NGというワケではありませんが、バンドでボーカル&ギターをやろうとなったら、やはり譜面台ガン見というのは画ヅラ(エヅラ)的にダサイと思います。
歌詞とコード進行を暗記しておくことがマストと言っていいでしょう。
●座ってはいけない
これも絶対NGというワケではありませんが、上記同様、画ヅラ(エヅラ)的にダサイと思います。
●演奏を止めてはいけない
バンドというのは複数楽器によるアンサンブルなので、一人で勝手に演奏を止めることはできません。
弾き語り時にそーゆーくせがある方は要注意です。
●グルーヴを崩してはいけない
オイラ的イチバン高いハードルがこれ。
ドラムとベースによるリズムグルーヴをしっかりと受け止め、それに溶け込むように歌い、ギターを弾くことが肝要です。
●ストローク弾きは目立たない
みなさんご存知のとおり、テレビの歌番組でギターを弾きながら歌っている人のギターの音はほぼ完全に聴こえません。
つまり、ストローク弾きは、バンドアンサンブルの中ではさして重要ではない、もしくは、一人だけグルーヴが合っていないのでオミットされているということです。
しっかりとギターの音を主張させたかったら、リフ弾きやカッティング奏法を修得する必要があると思います。
余談ですが、アマチュアライブのPAを担当させていただくと、稀に「僕はボーカル&ギターだけど、ギターの音は聴こえないくらい小さくしてください」と言う方がいらっしゃいますが・・・オイラ的には「だったら、ギターなんか持たなきゃいいのに」と思ってしまいますねえ。
オイラが初めて見たプロミュージシャンのコンサートは吉田拓郎でしたが、残念ながら拓郎の弾くギターの音はまったく聴こえませんでした。
しかし、2回目に見た山下達郎のコンサートでは、終始、カッティングギターの音が鳴り響いていて感動したモンです。
以来、今日に至るまで、オイラは山下達郎師匠の猿真似にいそしんでおります。
なんてな。
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▼参考リンク
BLUES和也のSoundCloud
GarageMihoのYouTubeチャンネル旧ブログ「だからPA屋なんですってば」のアーカイヴ
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