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Quora のサイトで実に興味深いQ&Aを拝読したのでご紹介させていただきます。
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(回答)
タモリさんが語っていたエピソードを。
タモリさんは以前、故郷の小学校の同窓会に招待され参加したそうです。
しかし、40〜50年ぶりに訪れた思い出の小学校は校舎も周りの風景も、そして齢をとって面影が全く無くなった同級生達も、何もかもが様変わりしていて懐かしさどころか何も感じることが出来なかったそうです。
どうやらそれは他の参加者達も同じように感じていたようで、どこか他人行儀な半ばシラケた同窓会になってしまったのだとか。
盛り上がらないまま小一時間雑談をかわして、そろそろ終了かと思われた時、幹事が言いました。
「では、最後に皆んなで校歌を歌っておひらきとしましょう」
あの頃のように皆んなで並んで、覚えているかも定かでない校歌を歌い出した瞬間…、
怒涛のごとく思い出が蘇り、こみ上げてくる想いを抑えきれず涙が一気に溢れてきたのだそうです。
全員で、歌詞を一語一句違わず数十年ぶりの校歌を歌い終えた頃には、参加者達は皆んな号泣していました。
「時が過ぎ、何もかもが失われてしまっても、最後に残るものは音楽だ。」と、タモリさんは仰っていました
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オイラは音楽好きが高じて、アマチュアPA屋やアマチュアミュージシャンに足を踏み入れた人間ではありますが、その一方で「音楽なんてものは各人の嗜好によるので、音楽が人生を変えるとか、音楽で争いをなくす、などのパワーなどない。」といった、覚(冷)めた認識を抱いています。
しかし、このタモリのエピソードを拝読して、約20年前、オイラのPAの師匠である3歳年上の「K氏」が亡くなったときのことを思い出しました。
大病を患い、闘病生活の末、亡くなってしまい、通夜、本葬がしめやかに行われましたが、不思議と涙は出てきませんでした。
しかし、葬儀が終わり、葬儀場で退場時に流れたBGM=「落陽/吉田拓郎」を耳にした瞬間、どっと涙が溢れてきました。
「K氏」とオイラの共通のカリスマであった吉田拓郎のあの曲。
二人で一緒によく聴いていた曲。
ギターとベースで伴奏しながら一緒に歌っていた曲。
今でも「音楽に「力」などない」とオイラは思っていますが、音楽がひとの心に「刺さる」ものであることは紛れもない事実と認識しています。
なんてな。
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▼IMFORMATION
● 月イチ定例やまぼうしライブ
※2020年4月から当分の間、中止とします
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし
住所 静岡市葵区辰起町8-17 電話054ー271ー1602
料金 500円 (ワンドリンク付き)
▼参考リンク
BLUES和也のSoundCloud
GarageMihoのYouTubeチャンネル旧ブログ「だからPA屋なんですってば」のアーカイヴ