絶対にヒットしない新製品
スウェーデンのストックホルムに本社を構える Teenage Enginering が2011年にリリースし、一躍、その名を轟かせた製品が「OP-1」。
このかわいらしい筐体に、シンセサイザー、リズムマシン、テープレコーダー、ミキサーという4つのモードを内蔵させた超小型ワークステーション型キーボードでした。
誰もがそのルックスに一目ぼれしたものの、実売価格が約15万円と聞いた瞬間に絶望を味わう、というお約束のパターンを経験したモンです。
あれから11年が経過した2022年の今日、その正統な後継機種として、「OP-1 FIELD」のリリースがアナウンスされました。
ぱっと見た目は変わらないものの、実際には更なる小型化が図られる一方で100以上の新機能が盛り込まれたとのこと。
日進月歩のデジタル技術の向上により、高性能化することは容易に想像つきましたし、更なる期待は「性能は向上しているのに販売価格は下がっている!」というサプライズに集中したワケですが・・・
販売価格 286,000円(税込み)
これが現実か・・・
残念ながら販売価格は高性能化に反比例することはなく、高性能化に比例して、先代の約2倍の価格に跳ね上がってしまいましたとさ。
この金額を見たとき、日本代理店のロックオン・カンパニーがかなりマージンを搾取(失礼!)しているぢゃねーか?と思ったりもしましたが、アメリカでも1999ドル(約27万円)で売られているようなので、むしろ良心的な日本販売価格の設定かもしれません。
しかし、いくら「羊の皮をかぶったナントカ」的な超高性能製品であったとしても、この見た目にこの価格設定では・・・間違いなく大ヒットなど夢の夢です。
よほど変態なシンセヲタクでなければ購入しないでしょう。
もちろんオイラは買いません、いや、買えません(涙)。
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▼IMFORMATION
● 月イチ定例やまぼうしライブ
※2020年4月から当分の間、中止とします
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし
住所 静岡市葵区辰起町8-17 電話054ー271ー1602
料金 500円 (ワンドリンク付き)
▼参考リンク
BLUES和也のSoundCloud
GarageMihoのYouTubeチャンネル旧ブログ「だからPA屋なんですってば」のアーカイヴ