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BLOW / 山下達郎
ここ数週間にわたって、自宅および車の中でヘビロテ中の曲です。
1992年リリース、山下達郎の23枚目のシングル曲「BLOW」。
Key=G#メジャーで、全体的には山下達郎作品に頻繁に登場するコード進行が使われていますが、ぬわんと、ほぼすべてのセクションのアタマがサブドミナント(C#△7)から始まるという、こだわりが強すぎるのか、究極のワンパターンを目指したのか、よくわからない構成となっています。
●Aメロ
Ⅳ△7 → Ⅴ → Ⅳ△7 → Ⅳ△7 → Ⅳ△7 → Ⅴ → Ⅳ△7 → Ⅳ△7
Ⅳ△7 → Ⅳ△7 → Ⅵm7 → Ⅳ△7 → Ⅳ△7 → Ⅵm7
●サビ
Ⅳ△7 → Ⅳ△7 → Ⅴ → Ⅲm7 → Ⅳ△7 → Ⅳ△7 → Ⅴ → Ⅲm7 → Ⅲm7
ちなみにオイラ的「ツボ」となっているのは、Aメロの最初の8小節の歌い出し「かぜのぉ」がアウフタクト(弱起)であるのに対し、後半7小節の歌い出し「みーたことーもなーい なーまえさえーしーらないー」は頭抜き(小節アタマに休符を入れる)にするという、計算づくめのメロディライティングセンスでございます。
主旋律の歌い出しには、
「1 前の小節の終わりから歌い始める」
「2 きっちりと小節アタマから歌い始める」
「3 小節アタマに休符を入れて歌い始める」
の3種類があるワケで、これを意識しながら主旋律の歌い始めのタイミングをコントロールすることで、オリジナル曲のバリエーションも広がってくると思います。
先日、静岡市内のライブカフェ主催のオープンマイクに参加させていただいたとき、この曲をアコギ弾き語りで歌ってみたワケですが、右手パターンがいつものカッティングではなく、ごくごく普通のストロークを刻むしかなかったので、いささかワンパターンかなと思っていたら、むしろ「ゴリゴリのストローク」を押し通したことが結果オーライに繋がったように思えた次第でございます。
なんてな。
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▼IMFORMATION
● 月イチ定例やまぼうしライブ
※2020年4月から当分の間、中止とします
会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし
住所 静岡市葵区辰起町8-17 電話054ー271ー1602
料金 500円 (ワンドリンク付き)
▼参考リンク
BLUES和也のSoundCloud
GarageMihoのYouTubeチャンネル旧ブログ「だからPA屋なんですってば」のアーカイヴ