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プロレスファンにはお馴染みのイッテンヨン・イッテンゴの新日本プロレス東京ドーム大会「レッスル・キングダム16」が終了しました。
観客動員数だけ見ればお世辞にも成功とは言えない「惨敗」ではありましたが、リング上で繰り広げられた戦い、マイクパフォーマンス、人間模様には「世界一の試合を提供する」という選手たちの矜持に満ち溢れており、文句のつけようのない素晴らしい大会であったと断言できます。

オイラは新日本プロレス動画(新日本プロレスワールド)のサブスク会員なのでほぼリアルタイムに鑑賞させていただきました。
これで月額990円は安い、安すぎる。

それにしても、1972年の新日本プロレス旗揚げから50年ですか。
オイラがプロレスを見始めたのが1974年頃なので、48年間見続けた計算になります。
当時はオイラを含めて多くのプロレスファンは「リング上の戦いは本気の勝負」と思い込んでいましたが、2001年頃からプロレス関係者から「プロレスの裏側」が暴露されるようになり、現在ではWikipediaに「台本がある」「事前に勝敗は決まっている」ことが明記される始末。

しかし、そんな裏側が知れ渡った現在であっても、リング上で繰り広げられる「身体を張った肉体パフォーマンス」から目を逸らすことができません。

現代のプロレスファンは昔と違い、リングの裏側を承知したうえでレスラーたちの一挙手一投足に注目しています。「ケツが決まっているような偽物試合なんて見る価値がない」などと文句を言うヤツはいません。
(そーゆー方は総合格闘技だけを見ていればよろしい)

今年のイッテンヨン、イッテンゴの主役はなんと言ってもオカダ・カズチカ
特に彼が最後に見せたマイクパフォーマンスは感動的でした。
(以下、スポーツニュースからの引用)

「声が出せない中、応援してもらって、でも、その熱い声援はしっかりと選手に届いていて、熱い闘いで返せたかと思います。ありがとうございました」
「50周年はまだ始まったばかり。まだまだ続いていくので、よろしくお願いします」
「あと一つだけ、猪木さん。この新日本のリング上に猪木さんが上がってくれるのを待ってます。元気があればなんでもできる。また、元気になって、このリングに上がって下さい」
「まだまだ油断できないけど、俺はやっぱり声援がある中でプロレスがしたい」
「もう、無観客に戻りたくないですし、しっかりと、みんなの前で闘っていきます。全選手、熱い闘いをしていきますので、これからも新日、よろしくお願いします。50年先まで、新日がオカダで食っていけるように頑張っていきます。と言うわけで新日にカネの雨が降るぞ!」

「もう無観客には戻りたくない」は、すべてのエンターテイメントに携わる人間の偽らざる本音でしょう。
オイラもアマチュアとはいえ、音楽業界の端っこにいる人間の一人として心から共感してしまった次第。

いやー、正月から実に内容の濃い、感動的な「ライブ」を堪能させていただきました。
これだからプロレスは何があろうと見続けてしまうんだな・・・


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▼IMFORMATION

● 月イチ定例やまぼうしライブ
  ※2020年4月から当分の間、中止とします

会場 コーヒー&ギャラリー やまぼうし   
住所 静岡市葵区辰起町8-17 電話054ー271ー1602
料金 500円 (ワンドリンク付き)

▼参考リンク
BLUES和也のSoundCloud
GarageMihoのYouTubeチャンネル旧ブログ「だからPA屋なんですってば」のアーカイヴ

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